信州諏訪みそ天丼信州諏訪みそ天丼(しんしゅうすわみそてんどん)は、長野県諏訪市内の飲食店を中心に提供されているご当地天丼。当初は「信州みそ天丼」の名称で、その後「信州諏訪みそ天丼」に改称された。 概要具材に信州すなわち信濃国(長野県)産の食材(野菜や諏訪湖産ワカサギ、川エビなど)を一品以上と、信州味噌の有力産地で多くの味噌蔵がある諏訪地域の味噌をタレに使うことが条件である。諏訪市内店舗を主体に「信州諏訪みそ天丼会」を組織している。2018年時点の参加店は13店[1]。 また「信州・天竜川どんぶり街道の会」に加盟[2]。 歴史2003年、諏訪市で地域おこしを主導する諏訪タウンマネージメント機関内に「食」を切り口に考える「資源開発部会」が設置され、初代部会長伊藤泰輝が「地域の人が、地域のお店にでかけるきっかけに」と発案した。2003年から2005年にかけて様々な試作やイベントなどでの試食を経て、調理担当部員であった宮坂友子がみそダレの基本レシピを考案。2004年10月19日に行われた第8回郷土料理コンクール(主催/諏訪庖友調理師会・諏訪調理師会)に出品。一般の部12作品の中から「諏訪市観光協会長賞」を受賞した。この受賞をきっかけに、諏訪TMO本部長だった宮坂良二が、市内での提供を指示。翌年2005年2月16日にみそ天丼を実際に提供する店舗を募集する説明会を実施し、18社27名が参加した。一方で、諏訪市や商工会議所首脳部は時期尚早と一部反対し、予算執行を渋った。諏訪TMOタウンマネジャーとして支援していた柿崎邦雄や事務局の長田俊雄が押し切る形で、発売日を決定。2005年3月4日に当時14店舗が参加して提供を開始した。発売当初は資金難であり、店舗に設置する昇り旗の製作費用20万円を捻出し製作。店頭に設置するパンフレットは自作した。 その後、2009年には参加店舗が主体となり、組織化することとなるにあたり、発祥である諏訪を名称に入れ、「信州諏訪みそ天丼」という名称で販売した。
特徴提供方法「信州諏訪みそ天丼」としてメニュー提供する場合には、
という条件がある。また、上記条件を満たせば姉妹品としてみそかつ丼やみそ煎餅、味噌サブレ―などの提供も可能である。名称利用などは、無料。事務局への届け出が必要としている。 取組み当初開発過程の中で「地域の人に、地域のお店に来てほしい」というねらいがあったため、信州諏訪みそ天丼会としては地域外(外部向け)の積極的なプロモーション活動を行っていない。一方で、地域食材の提供方法がユニークであったため。『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』などの全国放送に取り上げられたり、長野県の観光DCキャンペーンなどで扱われた。 関連項目脚注
参考
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