佐藤慧一
佐藤 慧一(さとう けいいち、1997年7月27日 - )は、北海道札幌市生まれ、下川町出身のスキージャンプ選手である。雪印メグミルクスキー部に所属する。 経歴札幌市に生まれ、小学3年で長沼町より下川町に転校し、同級の伊藤将充に誘われて小学4年よりスキージャンプを始める[1]。下川中学校2年時の全国中学校スキー大会では1学年上の小林陵侑に続いて2位に入賞、下川商業高校では2年時に高校選抜を優勝、3年時に高校選抜を連覇し、国体少年の部、宮様スキー大会少年の部を優勝する。 2016年、高校を卒業し雪印メグミルクに入社する。社会人3年目の2018年、全日本選手権ラージヒルで3位入賞の後、名寄ピヤシリジャンプ大会で社会人初優勝し[1]、このシーズンは国内大会で4勝をあげる。 国際大会は、FISカップは2014年9月のルシュノフ大会で7位および2位に入りFISポイントを獲得。コンチネンタルカップは2016年8月のクオピオ大会で2日目に28位に入りポイントを獲得した。2019年1月の札幌大会では1日目15位、2日目6位の成績を上げたことから、直後のワールドカップ札幌大会に初出場し、予選22位、1日目26位、2日目23位でポイントを獲得した。 2019/20年シーズンの夏はコンチネンタルカップから参戦し、シュチンスク大会では日本人選手としては9年ぶりに優勝し、その後のサマーグランプリではヒンターツァルテン大会の混合団体2位[2]、ザコパネ大会の男子団体優勝[3]などのメンバーとなり、白馬大会の個人戦では1日目3位、2日目2位に入賞した。冬はコンチネンタルカップから参戦し、クーサモ大会で1日目に優勝、2日目は3位に入賞した。その後エンゲルベルク大会よりワールドカップを転戦し、総合34位でシーズンを終えた。 2020/21年シーズンは、コロナ禍のため10月以降の開催となったサマージャンプ国内戦は7戦中3位2回であった。ワールドカップには初めて開幕戦から出場し、12月6日のニジニ・タギル大会で自己最高かつ初のトップ10入りとなる5位となるなど、3回の1桁順位となり総合20位でシーズンを終えた。シーズン序盤に行われたスキーフライング世界選手権に初出場、個人17位、団体5位のメンバーとなった。シーズン後半に行われた世界選手権にも日本代表として初出場し、ノーマルヒル21位、ラージヒル13位、男子団体4位のメンバーとなった。 2021/22年シーズンは全日本選手権ノーマルヒルで2位となったものの[4]、 その後調子を落とし北京オリンピックの代表を逃した。ワールドカップは最高22位、総合49位であったが、ビショフスホーフェン大会の男子団体2位のメンバーとなり[5][6]初めて表彰台に登った。 2022/23シーズンはワールドカップ総合63位であった。 2023/24シーズンはコンチネンタルカップ、サマーグランプリに出場、ワールドカップは札幌大会とRAW AIR大会以降に出場し、総合64位であった。国内戦では雪印メグミルク杯および国民スポーツ大会成年A組を制した。 主な競技成績世界選手権フライング世界選手権ジュニア世界選手権ワールドカップ
表彰台
サマーグランプリ
コンチネンタルカップ
国内大会
脚注
外部リンク
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