伊川郡(イチョンぐん)は朝鮮民主主義人民共和国江原道に属する郡。
地理
北朝鮮統治下の江原道西南部に位置し、南に鉄原郡、東に平康郡、北に板橋郡と境を接する。西側には黄海北道兎山郡・新渓郡である。
郡内には臨津江が南に流れ、伊川盆地を形成している。
行政区画
1邑・22里を管轄する。
- 伊川邑
- 開川里
- 建設里
- 龍亭里
- 武陵里
- 文童里
- 射庁里
- 山旨里
- 山站里
- 上下里
- 城北里
- 松亭里
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- 新塘里
- 新興里
- 深洞里
- 筽峴里
- 友味里
- 銀杏亭里
- 長洞里
- 長在里
- 軸洞里
- 鶴峯里
- 回山里
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歴史
高句麗時代には伊珍買県と呼ばれ、新羅景徳王の代に伊川と改称した。朝鮮王朝時代の1413年には伊川県となり県監が置かれ、京畿道から江原道に移管された。1895年に伊川郡になり、臨津江流域であるために開城府に属した。
1914年には南に隣接する安峡郡(現在の鉄原郡地域)を合併。1945年8月の時点では伊川面など11面から構成されており、現在の板橋郡・鉄原郡を含む地域を管轄する大きな郡であった。
年表
この節の出典[1]
- 1914年4月1日 – 郡面併合により、江原道安峡郡が伊川郡に編入。伊川郡に以下の面が成立。(11面)
- 邑内面・鶴鳳面・龍浦面・方丈面・古味呑面・山内面・楽壌面・板橋面・東面・西面・安峡面
- 1938年 (11面)
- 1952年12月 - 郡面里統廃合により、江原道伊川郡伊川面・鶴鳳面および龍浦面・山内面・西面の各一部地域をもって、伊川郡を設置。伊川郡に以下の邑・里が成立。(1邑21里)
- 伊川邑・開川里・回山里・建設里・新塘里・友味里・山站里・軸洞里・龍亭里・筽峴里・射庁里・銀杏亭里・城北里・鶴峯里・長在里・深洞里・上下里・松亭里・長洞里・山旨里・文童里・武陵里
- 1954年 - 伊川邑・深洞里の各一部をもって新興里を設置。(1邑22里)
交通
脚注
外部リンク