仙台市交通局霞の目営業所仙台市交通局霞の目営業所(せんだいしこうつうきょく かすみのめえいぎょうしょ)は、宮城県仙台市若林区かすみ町9-1にある仙台市交通局自動車部(仙台市営バス)の営業所。 概要構内は営業所庁舎と整備工場、給油施設、洗浄施設、車庫、バス停留所(後述)を設置する。営業所イラストマークはたつ。管理下にある出張所は現在ないが、かつておいていた拠点として岡田出張所と新寺出張所があり、加えて、営業所と同一敷地内に霞の目営業所分室があった。 出張所開設前は、広瀬通、定禅寺通、長町の3所体制だったが、仙台市東南部(現在の若林区)の路線拡大に伴い、陸上自衛隊霞目飛行場近くに用地を取得して、車庫として発足した後、営業所となった。 仙台市東部の若林区大和町・卸町・遠見塚・霞の目・沖野方面を事業範囲としている。かつては北山・子平町循環、名取市閖上方面、エアポート・リムジンバス(南仙台出張所廃止から川内営業所への移管まで)も運行していた。配置車両は主に日野といすゞ。東仙台営業所と同様天然ガススタンドが近く、かつてはCNGバスも配置されていた。また、市営バス唯一の日野HIMR(電気ディーゼルハイブリッドバス)も1台配置されていた。 路線拡大に伴い、1994年(平成6年)3月28日に岡田出張所を開設して管理下に置いている。同時に南仙台営業所が長町営業所の出張所へ降格に伴い、閖上出張所を閉所まで管理下に置いていた。2011年(平成23年)3月11日、岡田出張所が東日本大震災での津波被害に遭い、出張所として機能できなくなったため、一時閉鎖となった。これに伴い、岡田出張所の機能を担うため、岡田出張所の契約の残期間を受け持つ形で、新寺出張所を10か月ぶりに宮城交通へ委託して、新寺出張所の管理を長町営業所から当所へ移動している。2013年4月からは、岡田出張所の事務機能を新寺出張所へ正式に暫定移転する。 また、仙台市営バスの委託範囲(最大限50%)を拡大するために、2015年(平成27年)12月6日の仙台市地下鉄東西線開通と同時に、当営業所の運行業務を全面的に宮城交通へ委託する。また、新寺出張所および霞の目分室(今回の委託に併せて新設)を2013年より正式に委託化し、そこから5年間の委託契約(霞の目営業所分室分については、2015年時点で、営業所本体との委託事業所の振り替えを実施する形をとる)としている[1]。 2013年時点で、バスに貼られた「霞」のステッカーの色が従来通りの紫の車両が自前の運用、黒の車両が宮城交通への運転業務委託車両(霞の目営業所分室所属)となっていたが、霞の目営業所本体が宮城交通委託となってからは、旧分室の黒のステッカーに統一されている。 2015年(平成27年)12月6日の全面委託に伴い、霞の目営業所分室と新寺出張所を統合。新寺出張所は駐車場に格下げとなった。 沿革
所管路線東部工場団地線
福田町四丁目線
卸町線
六丁の目・岡田線
南小泉線
大和町線
深沼線
沖野線
井土浜線
蒲生線
川内営業所と共管。霞の目営業所は交通局大学病院前・陸前高砂駅 - 蒲生・なかの伝承の丘間のみ担当。朝晩に設定されている川内営業所 - 蒲生・なかの伝承の丘間の便および陸前高砂駅 - 蒲生・なかの伝承の丘間(80系統)を担当するのは川内営業所である。 東日本大震災による被災のため中野新町 - 蒲生間運休、6号公園住宅前(臨時)まで運行。2015年12月6日に、6号公園住宅前を正式に終点とし、中野新町 - 蒲生間のバス停を廃止。2016年10月1日、6号公園仮設住宅の廃止に伴い、起終点を中野新町に変更(中野新町 - 6号公園住宅前間廃止)。2024年4月1日、中野新町 - 蒲生・なかの伝承の丘間を延伸[4]。 高砂線
東仙台営業所線
過去の運行系統2015年12月6日のダイヤ改正で、多くの路線が地下鉄東西線の駅発着に変更された。 東部工場団地線
卸町線
六丁の目・岡田線
南小泉線
大和町線
市営バス霞の目営業所前バス停市営バス霞の目営業所前バス停は仙台市営バスの停留所である。営業所庁舎に隣接してのりばがあり、待合室・定期券窓口も併設されている。 脚注
関連項目
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