仏生山駅
仏生山駅(ぶっしょうざんえき)は、香川県高松市仏生山町にある、高松琴平電気鉄道琴平線の駅である。駅番号はK06。琴平線、長尾線車両の管理を担当する仏生山検車区・仏生山工場を併設する。 IruCa取り扱い窓口・IruCa定期券窓口がある。途中下車指定駅。 歴史琴平電鉄の建設に当たっては、当初は琴平街道沿いのルートが予定されていたが、仏生山地区からの誘致運動により、仏生山経由に変更された経緯がある。 かつて、この駅からは塩江温泉鉄道が分岐していた。その名の通り香川県中南部にある塩江温泉への鉄道で、ガソリンカーを運行していた。1938年に高松琴平電気鉄道の前身である琴平電鉄に合併され、同社の塩江線となったが、折りしも日中戦争のさなか不要不急線とみなされ1941年に廃止されている。仏生山駅構内の同線の跡地には仏生山工場が建てられている。
駅構造相対式・頭端式2面3線のホームがある。ただし、頭端式の3番線は始発上り2列車(仏生山午前5時34分発築港行)と下りの2両から4両への車両取り換え(築港から2両にて3番線へ進入、2番線より4両にて一宮、滝宮、琴電琴平方面行き発車)以外の旅客乗降には使用されていない。 なお、3番線は有効長の関係上3両編成以上の車両は入線できない(かつては3両編成の営業列車もドアカットせずここから出発させてたことはある) これまでは駅本屋のある東側にのみ改札口があったが、2018年9月1日に高松市立みんなの病院が開院したのに伴い、新たに西口改札が設置された。利用可能時間は平日のみ7時から17時まで。 当駅の前後に留置線があり、高松築港方の留置線の先端には無蓋貨車13000形1310号(元国鉄トラ3131、1930年川崎車輌製)が20年以上(少なくとも最後に工場入場した1978年以降)全く動かず車籍だけがある状態で放置されている。ただ、2006年12月に仏生山工場で行われた撮影会で工場構内に移動したことがある。今後複線化事業により北側(太田側)の留置線(8番線)は恐らく本線化される模様で、車両の留置場所は移動する可能性がある。 のりば
駅本屋は2・3番線ホームの空港通り駅寄り頭端にある。 1番線ホームと駅本屋との間では構内踏切を二度渡る(本線上り下り、仏生山工場「北工場」への引込み線)。 利用状況同社の移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)によると2023年度の一日平均乗降客数は3,481人であった。これは築港線区間(瓦町駅以北)を除いた琴平線単独区間で最も利用者が多い。2001年には、1日あたり3,887人の利用者数があったが[1]、高松市は特にモータリゼーションの進行が顕著であることに加え、コロナ渦を経験したことによる市民の急速な鉄道離れにより利用者は減少傾向にある。
駅周辺※かつて駅前に系列の琴電商事が経営するコトデンスーパーがあったが、現在ロータリーと駐輪場になっている。
バス路線高松市立みんなの病院開院に伴い、仏生山駅西口バス停が2018年9月1日に供用開始した。
その他
隣の駅参考文献
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