二階堂蓮
二階堂 蓮(にかいどう れん、2001年5月24日 - )は、北海道江別市出身のスキージャンプ選手である。父は元スキージャンプ選手の二階堂学[1]。 経歴ジュニア時代は同学年の竹花大松、小林龍尚らと競い合う。江別市立大麻東中学校2年時の2016年には雪印メグミルク杯ジュニア組を制する。 中学3年時の2016/17シーズンは9月のヒンターツァルテン大会よりFISカップに参戦し、2017年1月のオークレア大会でポイントを獲得。ジュニア世界選手権パークシティ大会に出場し、個人29位、団体4位のメンバーとなった。国内戦では宮様スキー大会ラージヒル少年組を制した。 2017年4月、下川商業高校へ入学。2017/18シーズンは7月のコンチネンタルカップクラニ大会から8戦に出場したがポイントは獲得できなかった。ジュニア世界選手権カンデルシュテーク大会は個人52位であった。 2018/19シーズンは9月のFISカップルシュノヴ大会で2連勝。雪印メグミルク杯少年組を制し、ジュニア世界選手権ラハティ大会は個人戦には出場できなかったが、男子団体4位、混合団体7位のメンバーとなった。 2019/20シーズンは8月のFISカップ平昌大会2日目で優勝。コンチネンタルカップ札幌大会で初めてポイントを獲得し、ワールドカップ札幌大会にデビュー、35位、46位とポイント獲得はならなかった。雪印メグミルク杯少年組を連覇し、高校総体および国体少年組優勝後、ジュニア世界選手権オーバーヴィーゼンタール大会は個人14位、男子団体5位、混合団体9位のメンバーとなった。 2020年4月、東海大学へ入学。2020/21シーズンは1月のHBC杯でシニア初優勝。コロナ禍のため海外試合が限定され、ジュニア世界選手権ラハティ大会とその直前のFISカップのみの参戦となった。3月には競技に専念するため大学を中退する[1]。 2021/22シーズンはアルバイトをしながらNSC(Nordic Ski Club)札幌所属として国内試合に参戦し[1]、国内大会となった1月のSTV杯で優勝。コンチネンタルカップは8戦に出場し、全ての試合でポイントを獲得した。 2022/23シーズンは新設された日本ビールスキー部に所属する[2]。9月のコンチネンタルカップリレハンメル大会の2戦連続で2位となったことから、自力でサマーグランプリ出場枠を勝ち取り、初出場となったルシュノヴ大会で初優勝を飾った。国内戦では全日本スキー選手権ノーマルヒル優勝を含む6勝をあげた。ワールドカップ開幕から海外遠征メンバーに選出され、初戦のヴィスワ大会で28位となりポイントを獲得した。総合成績は49位であった。世界選手権に初めて代表として選出され、個人ノーマルヒル43位、個人ラージヒル32位、男子団体ラージヒル7位のメンバーとなった。 2023/24シーズンは、サマーグランプリにフル出場し、ルシュノヴ大会第2戦で2位などの成績を上げ、総合3位であった。国内戦ではNHK杯(兼全日本スキー選手権ラージヒル)を制した。ワールドカップもフル出場し、札幌大会第2戦の7位を最高に、総合22位でシーズンを終えた。フライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会は個人30位、団体5位のメンバーとなった。 主な競技成績世界選手権フライング世界選手権
ジュニア世界選手権
ワールドカップ
サマーグランプリ
コンチネンタルカップ
国内大会
脚注
外部リンク |