中山 拓哉(なかやま たくや、1994年7月24日 - )は、日本の男子バスケットボール選手である。神奈川県横浜市泉区出身。身長182cm、体重82㎏で、ポジションはポイントガード、シューティングガード[1]。Bリーグ・B1の秋田ノーザンハピネッツに所属している。
来歴
大学
東海大学付属相模高校卒業後、2013年に東海大学に入学、バスケットボール部に入部する。背番号は13を着けた。
1年次、関東大学バスケットボール新人戦ではスターティングメンバーに選ばれ、1学年上のベンドラメ礼生らと共に優勝に貢献した[2]。
2年次、新人戦では筑波大学に敗れ準優勝に終わったものの、中山は優秀選手賞に選ばれた[3]。2015年2月には2015年夏季ユニバーシアード日本代表候補として強化合宿に招集された[4]が、代表入りは逃した。
3年次の2016年2月には2017年夏季ユニバーシアードに向けた日本代表候補に選出された[5]。
4年次、リーグ戦では、主戦のポイントガード伊藤達哉の怪我で、本来シューティングガードの中山がポイントガードの役割も担った[6]。インカレでは決勝戦で筑波大学に敗れ準優勝に終わったものの、中山は大会通算21個のアシストを決め、アシスト王のタイトルと優秀選手賞を獲得した[7][8]。2017年1月のオールジャパンでは3回戦で前回優勝のシーホース三河と対戦し、敗れたものの中山は11得点を挙げた[9]。
プロ選手として
1月12日、B1の秋田ノーザンハピネッツと、大学在学中でも契約できる「特別指定選手」制度によって選手契約を結ぶ[1]。背番号は17を着けた。2017-18シーズンは、体格を大きくした上に主力として活躍、B2スティール王を獲得した。
2018-19シーズンは、「大学からディフェンス主体のバスケをやってきたので、ペップ式は合っている。もっと積極的にディフェンスを仕掛けていったり、リバウンドにも絡んで数字でも残していきたい。」とテレビインタビューで、開幕前の決意を述べる[10]。12月23日の千葉ジェッツ戦では11得点14リバウンド10アシストを挙げ、日本人選手としては宇都直輝(富山グラウジーズ)以来2人目となる“トリプルダブル”を達成。12月の「Player of the Month」を受賞した[11]。
個人成績
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2016-17
|
秋田
|
22 |
5 |
16.5 |
45.9 |
40.7 |
66.7 |
2.0 |
1.2 |
0.9 |
0.1 |
0.8 |
4.7
|
2017-18
|
秋田
|
56 |
44 |
24 |
45.7 |
31.7 |
59.4 |
4.3 |
3.8 |
2.1 |
0.1 |
1.4 |
8.5
|
2018-19
|
秋田
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
プレイオフ
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
PPG
|
2017-18
|
秋田
|
5 |
3 |
20.37 |
.265 |
.250 |
.500 |
5.4 |
3.4 |
1.4 |
0 |
4.4
|
参考資料
- ^ a b c d 『【新入団】選手契約合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2017年1月12日。https://northern-happinets.com/news/18025.html。2017年1月13日閲覧。
- ^ “【2013新人戦】6/16 決勝 東海大VS青山学院大”. BOFweblog. Basketball of Japan (2013年6月16日). 2017年1月13日閲覧。
- ^ “【2014新人戦】最終結果”. BOFweblog. Basketball of Japan (2014年6月22日). 2017年1月13日閲覧。
- ^ 『平成26年度男子ユニバーシアード日本代表チーム 第1次強化合宿開催のお知らせ』(プレスリリース)日本バスケットボール協会、2015年2月5日。http://www.japanbasketball.jp/release/9456。2017年1月13日閲覧。
- ^ 『平成28年度男子ユニバーシアード日本代表チーム 日本代表候補選手発表』(プレスリリース)日本バスケットボール協会、2016年2月24日。http://www.japanbasketball.jp/japan/20175。2017年1月13日閲覧。
- ^ 松原貴実 (2016年11月1日). “4連覇は成らずもチームとして成長できたリーグ戦(東海大学4年 #13 中山拓哉)”. バスケットボールスピリッツ. アートグラフィック新潟. 2017年1月13日閲覧。
- ^ “秋田が東海大学4年中山と選手契約「ハツラツとしたプレーで貢献したい」”. バスケットボールキング. フロムワン (2017年1月13日). 2017年1月13日閲覧。
- ^ 全日本大学バスケットボール連盟
- ^ “第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017) 4日目 男子3回戦 -B.LEAGUE出場チーム中、最下位(12位)の仙台89ERSが5位の三遠ネオフェニックスを破り、ベスト8進出-”. 日本バスケットボール協会 (2017年1月5日). 2017年1月13日閲覧。
- ^ 秋田朝日放送 (2018年9月22日). “ハピネッツ、金足農に続き旋風を起こせるか?白浜僚祐、中山拓哉が開幕に向けた赤裸々激白”. 2018年9月22日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/bbking_jp/status/1085362986263359488”. Twitter. 2023年2月5日閲覧。
外部リンク