ヴィール級コルベット(英語: Veer-class corvettes)は、インド海軍のコルベットの艦級[1][2]。
本級は基本的に、ソ連海軍の1241型大型ミサイル艇(タランタル型)の設計を採用している。まず1984年、同級の輸出向け派生型である1241RE型5隻を発注し、これらはソビエト連邦で建造されて、1987年から1990年にかけて順次に就役した。また、1987年には、同型艦6隻のライセンス生産契約も締結された。建造は、ムンバイのマザゴン船渠(英語版)(MDL)とゴア・ヴァスコ・ダ・ガマのゴア造船所(英語版)(GSL)が担当しており、こちらは1991年から1994年にかけて就役した[1][2]。
そして1993年、これらの基本設計を踏襲しつつ、兵装を更新した発展型である1241.8型2隻のライセンス生産契約が締結され、これらは2002年に就役した[1][2]。
要目
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1241RE型 |
12411E型 |
1241.8型
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基準排水量
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385 t |
436 t |
- t
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満載排水量
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455 t |
493 t |
560 t
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全長
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56.1 m |
56.1 m
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全幅
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10.2 m |
10.6 m
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喫水
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2.2 m |
2.3 m |
2.6 m
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機関
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COGAG |
CODAG |
COGAG
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出力
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16,000 馬力 |
28,450 馬力
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電源
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300 kWt |
500 kWt
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速力
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43 kt |
41 kt |
35 kt
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航続距離
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2400 nmi/13 kn 450 nmi/36 kn |
220 nmi/14 kn |
2000 nmi/20 kn 400 nmi/36 kn
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乗員
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37 名 |
40 名 |
76 名
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兵装
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AK-176M 76mm単装速射砲 |
オート・メラーラ76 mm砲
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AK-630M 30mmCIWS
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MTU-4 4連装発射機(9K32 携SAM )
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P-15M「テルミート2」 SSM
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P-20「テルミート2」SSM
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3M24「ウラーン」SSM
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レーダー
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34K1「モノリート」 MR-405 MR-123「ヴィーンペル」 「ドン」 |
「ガルプーンE」 「キヴァーリ2」または「ペチョーラ1」 敵味方識別装置「ニフロームRR」 |
「ポジチーフE」 「ガルプーン・バールE」 「BEL リンクス」 「BEL アパルナ」
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電子戦
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「ヴィーンペルR2」 PK-10 |
「ヴィーンペルR2」 PK-16 |
「ヴィーンペルR2」 PK-10
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同型艦一覧
参考文献