ンガミ湖

1850年代に描かれたンガミ湖。

ンガミ湖(ンガミこ、英語: Lake Ngamiヌガミ湖とも書かれる)は、ボツワナ北部、カラハリ砂漠北西部の沼沢地[1]。流出河川のない内陸湖であり、また通年流入する河川もないが、雨季になると北のオカバンゴ川からオカバンゴ・デルタに水が流れ込み、あふれた水がンガミ湖へと流入する。ンガミ湖は1890年以降一貫して縮小を続けている。1925年頃より乾燥化が進み、780平方キロメートルあった湖面は多くが草の茂る湿原となっている。

ンガミ湖は1849年8月1日デイヴィッド・リヴィングストン一行によって発見された。リヴィングストンは「長さ80マイル(130km)、幅20マイル(32km)にわたるきらめく湖」と記述している。リヴィングストンのあともヨーロッパからはチャールズ・ジョン・アンダーソン(1853年)、フレデリック・ルガード(1896年)らのいくつかの探検隊が訪れている。

脚注

  1. ^ 『コンサイス地名辞典 外国編』、三省堂、1977年7月、P711。