ロメオ・ロメイ (潜水艦・2代)
ロメオ・ロメイ(Romeo Romei、S 529)は、2015年7月4日にフィンカンティエリのムッジャーノ造船所(ラ・スペツィア)で進水したイタリア海軍の潜水艦。 本艦はトダロ、シレ、ピエトロ・ヴェヌーテに続くトダロ級(設計はドイツの212A型潜水艦と同一)の4番艦であるとともにトダロ級第2シリーズの2番艦となっている。 艦歴トダロ級第2シリーズの潜水艦はピエトロ・ヴェヌーティ(S 528)とロメオ・ロメイ (S 529)の2艦と見なされている。1番艦(ピエトロ・ヴェヌーティ)は2016年7月6日に就役し、2番艦(ロメオ・ロメイ)は2017年5月11日に就役した。 第1シリーズとの主たる違いは戦闘および通信システムと考えられている。特に、第2シリーズの2艦は高速衛星接続能力とオプトロニックマスト(潜望鏡)を備え、WASS社製ブラックシャーク先進魚雷に基づいた新しい兵装システムを備えている[2]。さらに、燃料搭載量が増えたことによって航続距離も増大している。 2015年7月4日フィンカンティエリのムッジャーノ造船所で進水し、2017年5月11日に就役した。 2018年3月、他の海軍および空軍部隊(ミサイルフリゲートカラビニエーレ、カターニアヘリコプター基地内の海軍基地の第3ヘリコプター群のヘリコプター、シゴネラ空軍基地の第41対潜部隊)とともにNATOの Dynamic Manta 2018 対潜演習に参加した[3]。 艦名本艦の名称は元潜水艦ピエル・カッポーニ艦長で、様々な軍事行動で活躍し、「深淵の海賊」の名声を博し、1941年3月31日に戦死した武功勲章受勲者であるロメオ・ロメイ少佐にちなんでいる。メッシーナから地中海中央部に向けて出航したが、英潜水艦ロークアルの魚雷攻撃を受け、ストロンボリ島の南約27海里で沈没した。乗組員に生存者はいなかった。 脚注
外部リンク
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