ロッド・ハリントン
ロッド・ハリントン(Rod_Harrington、Rodney Harrington、1957年12月30日 - )は、イングランドの元プロダーツプレイヤー。 1991年のワールド・マスターズチャンピオンであり、ワールド・マッチプレイでは1998・99年と続けて制し連覇を果たした。1995年4月 - 96年8月及び98年8月 - 00年7月にかけての、PDC世界ランキング1位のプレイヤーである。2019年にPDC殿堂入り。 来歴ハリントンは90年代初頭にベルギーオープン, デンマークオープン, スウェーデンオープンなど多くのオープントーナメントを制しBDOで頭角を現した。 1991年のワールド・マスターズでは決勝でフィル・テイラーを破り、キャリア最初のメジャーを獲得した。翌92年、初出場のBDOワールド・チャンピオンシップではベスト8入り。1993年に他の多くのプレイヤーと共にWDC (現PDC) を設立すると、翌年行われた第1回WDCワールド・ダーツ・チャンピオンシップでは準々決勝まで進む。同年初開催のワールド・マッチプレイではベスト4まで勝ち残った。翌95年のWDCワールド・チャンピオンシップでは決勝まで進み、フィル・テイラーに2-6 (セット) で敗れた。 ハリントンのワールド・マッチプレイにおける成功は特筆すべきものである。1997年開催ではテイラーに敗れるまでに準決勝まで進出した。翌98年は第1シードで決勝まで進み、ロニー・バクスターとの激戦を19-17で制し優勝を果たした。この試合でハリントンは14-17の劣勢から5レッグを連取して逆転勝利を収めるが、その過程で残り125をトリプル15, ダブル20, ダブル20であがった時、ダーツ史に残る瞬間が生まれた。特に、残り80を2本のダブル20であがるというのはほとんど前例がなく、通常はトリプル20, ダブル10であった。 ハリントンは翌年もこの大会での成功を繰り返し、前年と同じスコアで、今度はピーター・マンリーを破って連覇を達成した。フィニッシュは136チェックアウトであった。 2001年のPDCワールド・チャンピオンシップでは準決勝でフルセットの激戦の末5-6 (セット) でジョン・パートに敗れた。翌02年のワールド・チャンピオンシップのラスト16でデニス・プリーストリーに敗れた後ハリントンの調子は急激に低下し、03年にはランキングトップ16圏外に脱落した。ワールド・チャンピオンシップへの最後の出場もこの年であり、初戦でアラン・ウォリナー=リトルに敗れた。 ハリントンはこの後しばらくイギリスの主要トーナメントへの出場権獲得を目指したが、調子は回復せず、2007年にプロダーツを引退した。 主な成績BDO世界選手権
ワールド・マスターズ
PDC世界選手権
ワールドマッチプレー
ワールドグランプリ
UKオープン
年度別成績
注: 表中のNHは不開催, NJは非参加, QFは準々決勝敗退, SFは準決勝敗退, Fは準優勝, Wは優勝, GSはグループステージ敗退を示す。トーナメント表記は以下の通り WPC: BDOワールド・プロフェッショナル・ダーツ・チャンピオンシップス, WM: ワールド・マスターズ, WDC: PDCワールド・ダーツ・チャンピオンシップ, WMP: ワールド・マッチプレイ, WG: ワールド・グランプリ, UK: UKオープン 世界選手権の結果BDO
PDC
外部リンク
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