ロシアのヴィーナス
『ロシアのヴィーナス』(ロシア語: Русская Венера)は、ロシアの画家、ボリス・クストーディエフ(1878-1927)が1925年から1926年に描いた油絵である[1]。ボリス・クストーディエフの最晩年に描かれたとされる。別の作品のキャンバス裏側に描かれていて、修復され、ロシアのニジニ・ノヴゴロドの美術館(Nizhny Novgorod State Art Museum)に収蔵されている[2]。ロシア式のサウナ「バーニャ」に入っている女性が描かれている。 説明1906年に描かれた、『テラスにて(На террасе』の裏側に描かれていた[3]。クストーディエフは1921年に水彩で、同じ構図の習作を描いている[4]。 ゴーリキー美術館(Горьковского художественного музея)が浸水の被害を受けた時、損傷を受け、イーゴリ・グラバール美術修復研究センター(Всероссийский художественный научно-реставрационный центр имени академика И. Э. Грабаря)の有名な修復家であるパベル・イワノビッチ・バラノフ(Pavel Ivanovič Baranov)によって修復を受け、バラノフは特別な展示ケースを作り、両方の作品が見られるようにした。 『ロシアのヴィーナス』はロシアの田舎のロシア式のサウナ「バーニャ」に入っている女性を描いている。 モデルはクストーディエフの娘イリーナ・クストーディエフ(Irina Kustodieva)ではないかとされている。窓辺には彼女の脱いだ靴や衣服が置かれ、窓の外には雪に覆われた景色が描かれている。女性はヴェニクと呼ばれる枝箒を持っている。 この作品は修復の後、ロシア連邦ニジニ・ノヴゴロド州のニジニ・ノヴゴロドの美術館(Nizhny Novgorod State Art Museum)に収蔵されている。 関連作品
参考文献
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