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「ロコ・モーション」のその他の用法については「ロコモーション」をご覧ください。 |
「ロコ・モーション」("The Loco-Motion")は、アメリカ合衆国のミュージシャン、リトル・エヴァが1962年にリリースしたシングル。作詞はジェリー・ゴフィン、作曲はキャロル・キング、編曲はラリー・ノレッド(英語版)。
ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500(2010年版)では359位にランクされている[1]。
解説
『ビルボード (Billboard)』誌では、1962年8月25日に、週間ランキング第1位を獲得。『ビルボード』誌1962年年間ランキングでは第19位。
従来からの定説:リトル・エヴァはガール・グループ「ザ・クッキーズ」の紹介で、ジェリー・ゴフィンとキャロル・キング夫妻のベビーシッターの仕事を得る。そこで2人の子供をあやしながら唄っているのを耳にした夫妻が曲を書いてデビューさせた。
一方、キャロル・キング自身がナショナル・パブリック・ラジオ (NPR)のインタビューで答えた話は次の通りである(こちらが事実であろう)。
- ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングはリトル・エヴァの歌手としての素質を見抜いていた。「ザ・ロコ・モーション」は本来「ディー・ディー・シャープ」に提供予定だった。しかし、リトル・エヴァにデモ録音させたところ、完成度が高かった。それで、デモ録音をそのままリリースしたという。
- 尚、このキャロル・キングのインタビューはリトル・エヴァの他界(2003年)後に放送された。
カヴァー版
- ザ・ベンチャーズ - 1963年発表のアルバム『ダンスパーティー (Going To The Ventures Dance Party)』でカヴァー。
- ゴールデン・ハーフ - 1973年に「ゴールデン・ハーフのロコモーション」として日本語でカヴァー。
- グランド・ファンク(Grand Funk) - 1974年にハードロック調にカヴァーした。グランド・ファンクのカヴァー曲は、ビルボード誌で、1974年5月4日に、週間ランキング第1位を獲得した。ビルボード誌1974年年間ランキングでは第6位だった。ビルボード誌の集計では、グランド・ファンク・レイルロード時代を含めて、グランド・ファンク最大のヒット曲となった。
- Mi-Ke - 1993年のアルバム『甦る60’s 涙のバケーション』でカヴァー。
カイリー・ミノーグによるカヴァー・バージョン
概要
オーストラリアで行われたオージーフットボールのチャリティー・イベントに当時出演していたオーストラリアの人気ドラマ『ネイヴァーズ』の出演者とともに登場したカイリーは「ロコモーション」をパフォーマンスする。その後、カイリーはマッシュルーム・レコードと契約を結び1987年7月28日にこの曲で歌手デビューを果たした。マイク・ダフィによってプロデュースされたこの「ロコモーション ("Locomotion")」は、オーストラリアやスウェーデン、イタリアなどで発売され母国オーストラリアでは7週連続1位という大ヒットを記録する。
この曲の成功によってストック・エイトキン・ウォーターマン(SAW)とチームを結成したカイリーは1988年、「ロコモーション」をSAWのプロデュースによって再レコーディングし、タイトルを改題した("Locomotion"→"The Loco-Motion")。そしてオリジナル・バージョンからちょうど1年後の1988年7月28日にSAWのプロデュースによるワールド・ワイド・バージョンが全世界で発売された。このワールド・ワイド・バージョンは全英で2位を記録するのみならず、全米ビルボードでも3位を記録する。これは2023年現在におけるカイリーの全米ビルボードでの最大のチャート・ヒットである。
トラック・リスト
1987年版 ("Locomotion")
- "Locomotion" — 3:17
- "Locomotion" (Chugga-Motion Mix) — 7:38
- "Locomotion" (Girl Meets Boy Mix) — 3:15
- "Glad to Be Alive" (7" Mix) — 3:42
- "Locomotion" — 3:15
- "Glad to Be Alive" (7" Mix) — 3:42
- "Locomotion" (Chugga-Motion Mix) — 7:38
- "Locomotion" (Girl Meets Boy Mix) — 3:15
- "Glad to Be Alive" (7" Mix) — 3:42
- "Locomotion" — 3:17
- "Getting Closer" (7" Mix) — 3:33
- "Locomotion" (Chugga-Motion Mix) — 7:38
- "Getting Closer" (Extended Oz Mix) — 4:11
- "Locomotion" — 3:17
- "Locomotion" — 3:17
- "Getting Closer" (7" Mix) — 3:35
1988年版 ("The Loco-Motion")
- "The Loco-motion" (7" mix) — 3:17
- "I'll Still Be Loving You" — 3:45
- "The Loco-motion" (Kohaku Mix) — 5:59
- "I'll Still Be Loving You" — 3:45
- "The Loco-motion" (Sankie Mix) — 6:35
- "I'll Still Be Loving You" — 3:45
- "The Loco-motion" (LP Version) — 3:17
- "I'll Still Be Loving You" — 3:45
- "The Loco-motion" (Kohaku Mix) — 5:59
- "The Loco-motion" (Sankie Mix) — 6:35
- "The Loco-motion" (LP Version) — 3:17
- "I'll Still Be Loving You" — 3:45
"Locomotion"
- "Locomotion"
- "Locomotion" (Chugga-Motion Mix)
- "Locomotion" (The Girl Meets Boy Mix)
- "Getting Closer"
- "Getting Closer" (UK mix) (previously unreleased)
- "Getting Closer" (UK instrumental) (previously unreleased)
- "Getting Closer" (Extended Oz Mix)
- "Getting Closer" (Extended Oz Instrumental) (previously unreleased)
- "Glad to Be Alive"
"The Loco-Motion"*
- "The Loco-Motion" (7" mix)
- "The Loco-Motion" (The Kohaku Mix)
- "The Loco-Motion" (7" instrumental)
- "The Loco-Motion" (7" backing track)
- "I'll Still Be Loving You"
- "I'll Still Be Loving You" (instrumental)
- "I'll Still Be Loving You" (backing track)
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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