レスピラトリーキノロン

レスピラトリーキノロン（Respiratory Quinolone）は、ニューキノロン系抗菌薬のことである。

呼吸器組織（上気道も含む）への移行が良好で、ほとんどすべての主要呼吸器感染症起炎菌に対し優れた抗菌活性を有し、とりわけペニシリン耐性菌（PRSP）を含む肺炎球菌への抗菌活性が強化されている[1][2]。

日本での処方薬としては、ジェニナック、アベロックス、グレースビット、クラビット、オゼックスがある[3][4][5]。 厚生労働省の薬食審医薬品第二部会は2019年8月23日、杏林製薬のキノロン系抗菌薬ラスビック錠（一般名：ラスクフロキサシン）の製造を了承した[6]。2020年1月8日発売。

脚注

1. 福岡県薬剤師会薬事情報センター － 薬事情報センターに寄せられた質疑・応答の紹介（2009年4月）（2014年5月2日時点のアーカイブ）
2. 医薬ジャーナル社 － レスピラトリーキノロンの使い分け
3. 日本呼吸器学会 － 成人市中肺炎診療ガイドライン
4. 大阪府薬剤師会 － 大阪府薬雑誌平成21年8月号・レスピラトリーキノロンの適正使用について
5. 山口恵三, 渡辺彰, 鈴木賢二, 舘田一博, 「レスピラトリーキノロンとしてのガレノキサシンの役割」『The Japanese Journal of Antibiotics』 61巻 5号 2008年 p.289-302, doi:10.11553/antibiotics1968b.61.289, 日本感染症医薬品協会。
6. https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=67958