ルーアン美術館
ルーアン美術館(Musée des Beaux-Arts de Rouen)は、フランスのルーアンにある美術館である。フランス国内第2位の印象派コレクションを誇る。 沿革フランス国家が各地に作った公立美術館のひとつで、1801年に開館。60の部屋に絵画、彫刻、デッサン、装飾美術品等多くの作品が展示されている。 コレクションイタリアやフランドル、スペイン、フランスの絵画などヨーロッパ絵画の中にはヘラルト・ダヴィトの『処女の中にいるマリア』、ピエトロ・ペルジーノの『キリストの復活』、フランソワ・クルーエの『ディアナの入浴』、カラヴァッジオの『キリストの鞭打ち』、ピエール・ピュジェの彫刻『ヒドラを退治するヘラクレス』、ディエゴ・ベラスケスの『デモクリトスの肖像』等がある。デッサンのコレクションは3000点ほどが所蔵されている。18世紀の部屋を再現した部分もあり、当時の家具が配置されている。他にはピーテル・パウル・ルーベンスの『東方三博士の礼拝』、ジャン・オノレ・フラゴナールの『洗濯女たち』、ユベール・ロベールの『ロッシューギヨン城の眺め』、ドミニク・アングルの『エモン夫人の肖像』等も展示されている。また、ルーアン生まれのテオドール・ジェリコーの作品を集めた部屋もある。その他、印象派のコレクターであったフランソワ・ドポーのコレクションもあり、その中にはアルフレッド・シスレー、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、シャルル・フレション、クロード・モネの作品等がある。 また、アメデオ・モディリアーニによる肖像画やデッサン、彫刻家レイモン・デュシャン=ヴィヨンの作品、マルセル・デュシャンのオブジェ等もある。彫刻の庭にはラウル・デュフィの作品などが飾られている。
日本にて2005年に「フランス絵画黄金の19世紀 ルーアン美術館展」が開催された。 参照
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