ルイス・カスティーヨ (1995年生の投手)
ルイス・フェリペ・カスティーヨ(Luis Felipe Castillo、1995年3月10日 - )は、ドミニカ共和国サンチェス・ラミレス州ファンティノ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのボルチモア・オリオールズ所属。 2021年開催の東京オリンピック 野球 銅メダリスト。 経歴プロ入りとダイヤモンドバックス傘下時代2012年2月16日にアマチュアFAでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約した[1]。プロ入り後はドミニカン・サマーリーグ・ダイヤモンドバックスでプロデビューを果たし、14試合に先発して0勝9敗、防御率4.48を記録した。 2013年は、14試合に先発して4勝4敗、防御率3.58の成績を残した。 2014年は、ルーキー級のAZLダイヤモンドバックスでプレーし、15試合の登板で3勝3敗、防御率4.40だった。 2015年は、11試合に登板して防御率1.91を記録した。 2016年は、ルーキー級のミズーラ・オスプレイでプレーした。19試合で0勝3敗、防御率4.04を記録した。 2017年は、A+級のヒルズボロ・ホップスでプレーした。19試合で1勝0敗、防御率2.91の成績を残した。 2018年は、A級ケーンカウンティ・クーガーズ、ヒルズボロ・ポップス、ミズーラ・オスプレイでプレーし、3チームの合計で24試合に登板した。 2019年は、A-級のバイセイリア・ローハイドでプレーし、43試合の登板で9勝0敗、防御率3.81だった[2]。 2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグのシーズンが中止となり[3]、公式戦への出場はなかった[1]。 2021年は、AA級のアマリロ・ソッドプードルズで開幕を迎え、6月にはAAA級のリノ・エーシズに昇格した[4]。シーズン中には、東京オリンピック本戦の野球ドミニカ共和国代表に選出された[5]。シーズンでは、2チームの合計で29試合に登板して防御率4.72だった。オフの11月7日にFAとなった[6]。 タイガース時代2022年2月1日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだ。シーズンでは、開幕をAAA級のトレド・マッドヘンズで迎えた[7]。8月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のタンパベイ・レイズ戦でメジャーデビューを果たした[8]。オフの11月10日にFAとなった[1]。 ロッテ時代2022年12月14日、千葉ロッテマリーンズと契約した[9]。 2023年は開幕一軍入りを果たし、中継ぎで2試合に登板したが、右肩の違和感で4月9日に登録を抹消された[10]。二軍で先発転向の打診を受け、6月1日の読売ジャイアンツ戦で来日初先発[10]し、6月8日の東京ヤクルトスワローズ戦で来日初勝利を挙げた[11]。成績は12試合の登板で3勝に終わったが、シーズン終盤のCS争いでは要所で好投を見せ[12][13]、WHIPは1.12を記録した。しかし契約保留選手名簿には記載されず、12月1日付で自由契約公示された[14]。 オリックス時代2024年1月16日、オリックス・バファローズへの入団が発表された[15]。背番号は54。 シーズンでは全て先発で登板し、15登板で3勝5敗、防御率2.96という成績を残した。11月28日に自由契約選手として公示された[16]。 マリナーズ時代2025年1月28日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]。4月4日にメジャー契約を結び昇格したが、2試合に登板し投球回7、被安打12、失点7、自責点6、防御率7.71と振るわず、4月10日にAAA級タコマに降格、5月6日に40人枠からも外れDFAとなった[18]。 オリオールズ時代2025年5月7日に金銭トレードでボルチモア・オリオールズへ移籍した[19]。 選手としての特徴
サイド気味[21]の変則フォームで制球力が光る右腕[22]。2023年シーズンでは、40イニング以上の投手で12球団トップとなる与四球率1.5%を記録した[23]。 持ち球は最速153km/hのストレート[24]、スライダー[25]、チェンジアップ[26]、スプリット[27]、ツーシーム[28]。 先発・リリーフの両方で起用が可能だが[21]、先発としての経験は浅く、劣勢時の立て直しやスタミナ面に課題がある[29][30]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録NPB
背番号
代表歴脚注
関連項目
外部リンク
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