リューネブルク級補給艦
リューネブルク級補給艦(リューネブルクきゅうほきゅうかん、ドイツ語: Versorger Lüneburg-Klasse)は、ドイツ連邦海軍(西ドイツ海軍)が運用していた補給艦の艦級。公称艦型は701型[1]。 概要ドイツ連邦海軍(西ドイツ海軍)は、まずフランスの商船(2,111総トン)2隻を購入して、1959年にアンゲルン級補給艦として就役させた。これらの任務は資材の輸送におおむね限定されており、海軍としては不満が残るものであった。このことから、海軍の要請に応じた補給艦として建造されたのが本級である[1]。 本級は、当初、下記の通り計1,100トンの物資を搭載できるよう設計されていた[2]。
その後、1974年から1977年にかけて、「ザールブルク」をはじめとする4隻が701C型改装を受けた。これはアルバトロス級(143型)・ティーガー級(148型)ミサイル艇を支援するため、船体を11.5メートル延長して、エグゾセ艦対艦ミサイルの整備能力付与や予備部品搭載能力の増強(搭載量を30,000個に増加するとともにニクスドルフ・コンピュータ・システム搭載)を行ったものであった[2]。 また1981年から1984年にかけて、「フライブルク」はブレーメン級フリゲートを支援するため701E型改修を受けた。これは船体を14.3メートル延長してヘリコプター甲板と大型クレーンを追加するとともに、ハープーン艦対艦ミサイルの予備弾9発を搭載、リンクスMk.88ヘリコプターの修理設備を備えたものであった[1][2]。 冷戦終結後は逐次退役が進められ、リューネブルク級よりはるかに大型かつ高速のベルリン級補給艦2隻の就役と前後して、2004年までに全艦がドイツ海軍から退役した。 退役後もその大半が外国に引き取られ(コロンビアとギリシャが2隻ずつ。スペインとエジプト、ウルグアイが1隻ずつ)、それぞれの国の海軍において運用されている。 同型艦
ギャラリー
脚注出典
関連項目
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