リテラト (Literato) はフランスで生産された競走馬。2007年のチャンピオンステークス優勝馬[1]。リトゥラトと表記される場合もある。
経歴
2006年、2歳時の5月1日に競走馬デビューを迎え、そこから2つのリステッド競走を含む5連勝を達成[1]し、無敗で2歳を終えた[1]。
2007年、3歳時はすべての競走でクリストフ・ルメールが騎乗した。初戦のオムニウム賞で2着となりデビュー戦からの連勝は5でストップしたが、続くラフォルス賞 (G3) を制して重賞初勝利を挙げる[1]。次いでジョッケクルブ賞に挑んだがローマンに敗れて2着だった[1]。その後重賞を2連勝し[1]、迎えたチャンピオンステークスを制してG1競走勝利を挙げた。父ケンドールが当年に死亡した[1]こともあり、引退して繁殖入りの可能性もあった[1]が、ゴドルフィンへの移籍[1]および所属厩舎の変更が12月16日に明らかとなった。なお移籍金は約450万ユーロとなっている。
移籍初戦は2008年3月29日のドバイデューティーフリーにランフランコ・デットーリ騎乗で臨んだ。イギリスのブックメーカーでは1番人気に支持されていたが、前残りの馬場に泣き12着と大敗した。帰国後はイスパーン賞へ出走し、2番人気に支持されるも6着とふたたび人気を裏切る結果となり、これを最後に引退した。
競走馬引退後は父と同じくフランス・ノルマンディーにあるHaras de la Reboursiere et de Montaiguで種牡馬として供用される[1]。
競走成績
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
着順 |
騎手 |
着差 |
1着(2着)馬
|
2006.05.01 |
タルブ |
ジャンペイタ賞 |
|
芝1100m |
1着 |
S.ドヴェセ |
同着 |
Top Secrete
|
2006.07.16 |
ヴィシー |
キュセ賞 |
|
芝1400m |
1着 |
I.メンディザバル |
1馬身 |
(Hyssovitch)
|
2006.08.22 |
ドーヴィル |
ロシェノワール賞 |
|
芝1600m |
1着 |
C.ルメール |
2 1/2馬身 |
(Thousand Stars)
|
2006.09.22 |
リヨンパリリー |
レディオスクープ賞 |
準重 |
芝1600m |
1着 |
I.メンディザバル |
2 1/2馬身 |
(Staraco)
|
2006.11.11 |
トゥールーズ |
ポールギショウ賞 |
準重 |
芝1600m |
1着 |
I.メンディザバル |
3/4馬身 |
(Laureldean Express)
|
2007.03.23 |
サンクルー |
オムニウム賞 |
|
芝1600m |
2着 |
C.ルメール |
2馬身 |
Hurricane Fly
|
2007.04.15 |
ロンシャン |
ラフォルス賞 |
G3 |
芝2000m |
1着 |
C.ルメール |
3/4馬身 |
(Chinese Whisper)
|
2007.06.03 |
シャンティ |
ジョッケクルブ賞 |
G1 |
芝2100m |
2着 |
C.ルメール |
2 1/2馬身 |
Lawman
|
2007.08.18 |
ドーヴィル |
ギヨームドルナノ賞 |
G2 |
芝2000m |
1着 |
C.ルメール |
1/2馬身 |
(Spirit One)
|
2007.09.22 |
ロンシャン |
プランスドランジュ賞 |
G3 |
芝2000m |
1着 |
C.ルメール |
3/4馬身 |
(Indian Choice)
|
2007.10.20 |
ニューマーケット |
チャンピオンS |
G1 |
芝10f |
1着 |
C.ルメール |
短頭 |
(Eagle Mountain)
|
2008.03.29 |
ナドアルシバ |
ドバイDF |
G1 |
芝1777m |
12着 |
L.デットーリ |
6馬身 |
Jay Peg
|
2008.05.18 |
ロンシャン |
イスパーン賞 |
G1 |
芝1850m |
6着 |
L.デットーリ |
10馬身 |
Sageburg
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種牡馬時代
主な産駒
血統表
父ケンドールはプール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)の勝ち馬。
脚注
外部リンク