リッカルド・スカマルチョ(Riccardo Scamarcio, 1979年11月13日 - )は、イタリアの俳優。
略歴
1979年にイタリアのプッリャ州バルレッタ=アンドリア=トラーニ県の県都トラーニで生まれる。
反抗的で御しにくい少年だったが、1990年代後半にローマに移り、イタリア国立映画実験センターで演技を学ぶと、2001年にテレビドラマでデビューする[1]。
2003年、マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督の『輝ける青春』に出演して注目される[2]。
2005年、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を7部門で受賞した[2]『野良犬たちの掟』(日本劇場未公開)に出演。また『Texas』と『L'uomo perfetto』でイタリア記者賞(ナストロ・ダルジェント賞)助演男優賞に初めてノミネートされ、若手演技派スターの地位を確立する[3]。
2007年、『モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル(イタリア語版)』で2度目となるイタリア記者賞助演男優賞にノミネートされ、ダニエレ・ルケッティ(イタリア語版)監督の『マイ・ブラザー』ではダヴィッド・ディ・ドナテッロ助演男優賞に初めてノミネートされる[2]。
2009年、ヴェネツィア国際映画祭正式出品作品『Il grande sogno』でパシネッティ賞特別表彰を受賞[2]。
2010年の映画『あしたのパスタはアルデンテ』と『La prima linea』でイタリア記者賞主演男優賞に初ノミネート。
2012年の映画『ローマでアモーレ』で3度目となるイタリア記者賞助演男優賞にノミネート。
2015年の映画『Nessuno si salva da solo』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞に初ノミネート、イタリア記者賞主演男優賞に2度目のノミネート。
2015年の映画『La prima luce』と2016年の映画『Pericle il nero』でイタリア記者賞主演男優賞に3度目のノミネート。
2018年の映画『LORO(ローロ) 欲望のイタリア(イタリア語版)』でイタリア記者賞助演男優賞を4度目のノミネートで初受賞。
同年の映画『幸せな感じ』でダヴィッド・ディ・ドナテッロ主演男優賞に2度目のノミネート、また同作と『インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(イタリア語版)』『ザ・ルースレス 〜とあるマフィアの転落人生〜(イタリア語版)』の3作品でイタリア記者賞主演男優賞に4度目のノミネート。
私生活
ヴァレリア・ゴリノと2006年4月に婚約した他、女優ラウラ・キアッティ(英語版)などとの交際も知られている[4]。
2018年頃からイギリス人のマネージャ、アンハラド・ウッドと交際し、2020年には2人の間に女児が生まれている[5]。
主な出演作品
出典
外部リンク
イタリア語版ウィキクォートに本記事に関連した引用句集があります。