パリ警視庁:未成年保護部隊
『パリ警視庁:未成年保護部隊』(パリけいしちょう みせいねんほごぶたい、Polisse)は2011年のフランスの社会派映画。監督はマイウェン、出演はカリン・ヴィアールとジョーイ・スタールなど。パリ警視庁で様々な犯罪から未成年を守る未成年保護班の警官たちの姿を公私に渡ってリアルに描いた異色作である[1]。第64回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した他、第37回セザール賞で作品賞をはじめとする13部門でノミネートされ、有望女優賞(ネドラ・アヤディ)と編集賞を受賞している[2]。 日本では劇場未公開だが、2013年5月26日にWOWOWで放送された[3]他、2015年2月6日にDVDが発売された[4]。 ストーリー虐待、売春、誘拐などありとあらゆる犯罪から未成年を守るパリ警視庁未成年保護班に、内務省からの依頼で写真集を作るため、女性カメラマンのメリッサが同行することになる。 保護班が扱う様々な事件が描かれるのと並行して、犯罪に巻き込まれる子供たちが絶えない状況に無力感や強いストレスを感じながらも、熱意を持って仕事に取り組む保護班メンバーたちの公私に渡る姿が描かれる。また、保護班が麻薬班などの他の部署に比べて警察内で軽視されている状況なども描かれる。 最後に、女性警部補イリスがグループ長に昇進することが発表され、仲間たちが祝福する中、イリスが唐突に窓から飛び降りて自殺してしまうところで物語は終わる。 キャスト未成年保護班
その他
作品の評価映画批評家によるレビューRotten Tomatoesによれば、84件の評論のうち、87%にあたる73件が高く評価しており、10点満点中6.85点を得ている[5]。 Metacriticによれば、25件の評論のうち、高評価は19件、賛否混在は6件、低評価はなく、平均して100点満点中74点を得ている[6]。 アロシネによれば、30件のメディアによる評価は平均して5点満点中3.7点である[7]。 受賞歴
出典
外部リンク
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