ラ・グアイラ(スペイン語: La Guaira (スペイン語: [la ˈɣwajɾa] ( 音声ファイル)))は、ベネズエラ中北部、ラ・グアイラ州バルガス市にある港湾都市で、同州の州都[1]である。また同市を構成する行政教区であり、教区の人口は20,309人(2019年推定[2])。
歴史
スペイン人が南アメリカに到達した頃、ウアイラというインディオの集落があった。1577年[3][4]にディエゴ・デ・オソリオ(英語版)がウアイラのあった地にサン・ペドロ・デ・ラ・グアイラ (スペイン語: San Pedro de La Guaira) の名で町を建設した。スペイン植民地時代、約13キロメートル離れたカラカス[3]の発展とともにラ・グアイラもその外港として発展し[3]、重要性も増した。
カラカスとの間にはアビラ山(英語版)が聳え立つ。古くはスペイン人王道(スペイン語版)という山越えの道が用いられ、後にタカグア沢の谷を回る幹線道路として、高架とトンネルを多用するカラカス=ラ・グアイラ街道(英語版)[1]がつけられた。19世紀に鉄道(英語版)が敷かれたこともあったが、廃止されて今は存在しない。
脚注
出典
ロシア語版ウィキニュースに本記事に関連した記事があります。
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