ラッキーソブリン
ラッキーソブリン (Lucky Soverign) は、アメリカ合衆国生産、イギリス調教の競走馬、種牡馬。1978年に種牡馬として日本に導入され活躍した。 経歴競走馬時代はイギリスとアイルランドで走り15戦1勝。唯一の勝利はG3のダンテステークスで挙げたもので、ほかアイリッシュダービーで2着などの成績がある。3歳をもって競走馬を引退し、翌1978年に種牡馬として日本へ輸出された。 初年度産駒からシンウルフがスプリンターズステークスに優勝して重賞を制すると、3年目の産駒ロングハヤブサが阪神3歳ステークスを制し、さらに翌年スズマッハが東京優駿で2着となるなどの活躍を見せ、同世代、同年に種牡馬入りしたマルゼンスキーとともに日本におけるニジンスキー系種牡馬の代表格となった。GIをいくつも優勝するような華々しい活躍を示す産駒はいなかったが、総じて勝ち上がり率が良好で堅実な成績を残すことから人気種牡馬の一頭となり、種牡馬ランキングでも上位の常連となった(最高全国4位・1989年)。1990年代半ばからは徐々に新鋭の種牡馬に押されはじめ直仔の活躍は減ったが、以降も母の父として一定の影響力を残している。 現在その後継は残っていないが、初年度産駒シンウルフは種牡馬として九州で繋養され、同地で多数の配合相手を得て、1980年代から1990年代半ば辺りまでは九州産馬の代名詞的な存在であった。 主な産駒
主なブルードメアサイアー産駒
血統表
父はイギリスの三冠馬。詳しくは同馬の項を参照。母ソヴリンはイギリスで9戦5勝。コロネーションステークスなどを制し、1967年のイギリス最優秀2歳牝馬に選出されている。祖母もモルコムステークス優勝など短距離で活躍した馬である。叔母と従妹にもアイリッシュ1000ギニーの優勝馬ラッカーとフェイヴォレッタがおり、ほか近親に多数の活躍馬がいる。 脚注
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