防衛墓地(1200年頃)の現存する遺構は、高い壁で不規則な四角形に囲まれている。壁の一辺の長さは 55 m から 67 m、高さは 4 m から 6 m、厚さは約 0.80 m である。また、尖塔型屋根を戴き、銃眼を持つ4つの隅塔を持ち、安全でない時代にはラスドルフ住民を護るために用いられた。さらに楼門と屋根付きの防衛通路もある。1827年までにその中央に十字型のロマネスク様式の聖ミヒャエル教区教会が建設された。この教会は売却され後解体された。墓地の十字架は1751年に建立された。
町の中央にあるドルフ広場(村の広場)は 170 × 75 m のヘッセン最大のアンガー(かつて刑場であった広場)である。ここには町の行政機関もある。中世には処刑場であると同時に、当時のフランクフルト - ライプツィヒ街道を行く商人の馬の取り替え場所でもあった。このアンガーにはヨーゼフの泉もある。この泉は1956年には陶器製の像であったが、1995年にブロンズ像が創られた。
グリュッセルバッハ地区には、アムト・ガイザ(テューリンゲン)から1945年以後に強制移住あるいは西側に逃亡した住民を記念した、1980年から高さ 2.20 m のリンデネックの石灰岩でできた記念碑がある。この記念碑は、「旧ガイザ・アムト郷土サークル」の依頼で、彫刻家ヨハネス・キルシュが制作した[7]。
ラスドルフから北西約 2 km、グローセンタフトから約 1 km 南東のラスドルフ町内に位置する、ヘッセン・ケーゲルシュピールの火成岩の岩山クラインベルクには、おそらくケルト人の、小さな、一体構造の、鉄器時代の環状土塁クラインベルクがある。
Josef Leinweber; Johannes Burkardt (2004). Friedhelm Jürgensmeier et al.. ed. Die benediktinischen Mönchs- und Nonnenklöster in Hessen. Germania Benedictina 7 Hessen. St. Ottilien: Eos. pp. 910-912. ISBN978-3-8306-7199-2
^Hessisches Statistisches Landesamt: Bevölkerung in Hessen am 31.12.2023 (Landkreise, kreisfreie Städte und Gemeinden, Einwohnerzahlen auf Grundlage des Zensus 2011)]
^Statistisches Bundesamt, ed (1983). Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27. 5. 1970 bis 31. 12. 1982. Stuttgart/Mainz: W. Kohlhammer GmbH. p. 400. ISBN978-3-17-003263-7
^Der Hessische Minister des Inneren (1973). “Genehmigung eines Wappens der Gemeinde Rasdorf, Landkreis Fulda vom 14. März 1972”. Staatsanzeiger für das Land Hessen (14): 619.
^Marianne Walther (1993). Die Rasdorfer Figurenkapitelle, ihre Strukturanalyse, Ikonographie und zeitliche Einordnung. Frankfurt am Main