ライカ (犬種)ライカ(ロシア語: Ла́йка; IPA: [ˈlajkə], 英: Russian Laika)は、ロシア北部およびシベリアに生息する猟犬の一種である。いくつかの犬種はその名に「ライカ」を含む。 ロシア語における「ライカ」ロシア語の「ライカ(лайка)」は「吠える」という意味の動詞ラヤート(лаять)から派生した名詞である。ロシアのイヌに関する文献の中では、「ライカ」はロシア北部およびその周辺地域で伝統的に飼われてきた猟犬全般を指して用いられており、ここには国際畜犬連盟等に登録されている「ライカ」を犬名に含む数種だけでなく、国際畜犬連盟では「北方の猟犬」(グループ5セクション2)に分類されている犬種等も含まれている。例えばロシア語では、ノルウェジアン・エルクハウンドは「ノルウェジアン・エルク・ライカ(норвежская лосиная лайка)」、フィニッシュ・スピッツは「フィニッシュ・バード・ライカ(финская птичья лайка)」である。 また、国際畜犬連盟で「北方のそり犬」に分類されるような、ツンドラ地帯に生息するそり犬を「ライカ」と呼ぶこともある。例えばシベリアン・ハスキーを「ヤクート・ライカ(якутская лайка)」と呼んだり[1]、サモエドを「サモエド・ライカ(Самоедская лайка)」と呼ぶ例が見られる[2]。 ロシア語にはこのほかに犬全般を指す言葉としてсобака(サバーカ)がある。 ライカを名に持つ犬種国際的な犬種国際畜犬連盟(FCI)が認定する犬種の中には、「ライカ」を含むものが次の3種ある。
これらはいずれもロシアおよびシベリア原産の犬から作出された犬種である。また、FCI公認犬種以外でもカレロ=フィニッシュ・ライカのように、ある程度国際的に知名度のある「ライカ」がある。 その他
脚注参考文献
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