ヤンセン ファーマ
ヤンセン ファーマ は、ベルギーに本部を置くジョンソン・エンド・ジョンソンの医療用医薬品部門。日本法人として「ヤンセンファーマ株式会社」を設立している。 概要同社の親会社・ヤンセンファーマシューティカ社は1953年、ベルギーのポール・ヤンセンが創業、1961年にジョンソン・エンド・ジョンソングループに入り、現在は世界50カ国以上の国で4万人以上の社員が働いている。「患者さんのニーズが十分に満たされていない疾患領域でリーディングカンパニーとなること」を事業戦略の一つの柱にしており、6つの治療領域神経科学、感染症、腫瘍(がん)、免疫疾患、心血管/代謝系疾患、肺高血圧症における新たな製品開発に重点を置いている。 現在の主力製品としては、抗精神病剤のリスパダールと経口抗真菌剤のイトリゾールがある。同社の日本での売上高は2008年には1000億円を突破し、2011年には続々と新製品を発売。将来的には日本における製薬会社の売上トップ10入りを目指す方針を打ち出している。ジョンソン・エンド・ジョンソンの世界における売上高は約619億ドル(2009年)。 中枢神経領域においては、バーチャルハルシネーションという、統合失調症の幻覚症状を疑似体験できる装置を独自に開発し、精神疾患に対する正しい理解が得られるよう啓蒙活動に力を入れている。 同社の前身が「ヤンセン協和株式会社」であることから、企業文化としては、「日本と欧米企業の良いところを併せ持った企業」というのを謳い文句としている。 同社は、親会社ジョンソン・エンド・ジョンソンの「我が信条(Our Credo)」を基本理念として共有している。これは「企業は顧客、社員、地域社会、株主に対して責任を持たなければならない」という経営哲学であり、グループの企業理念・倫理規定にしている。日本のジョンソン・エンド・ジョンソングループ本社ビルの1階にも大きく掲げられており、ビジネス書でも度々取り上げられている。 沿革
主な製品
グループ企業脚注関連項目外部リンク |
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