ヤングアダルト図書館サービス協会ヤングアダルト図書館サービス協会(ヤングアダルトとしょかんサービスきょうかい、英語: Young Adult Library Services Association、YALSA)は、1957年に設立されたアメリカ図書館協会(ALA)の部門である。 解説YALSAは、10代の若者たちにより良いサービスを提供するために図書館の能力を向上することを使命とする、司書、図書館職員、賛同者の全国的な団体である。YALSAはいくつかの賞を主催しており、毎年開催している「ヤングアダルト文学シンポジウム(Young Adult Literature Symposium)」、毎年10月の第3週に行われる「10代のための読書週間(Teen Read Week)」[1]、毎年3月の第2週の「10代のためのテック週間(Teen Tech Week)」を後援している。YALSAには現在5,200人以上の会員がおり、YALSAは、支援、研究、専門能力の向上、さまざまなイベントを通じて、10代の若者向けの図書館サービスを拡大および強化することを目指している[2][3]。 歴史現在、ヤングアダルト図書館サービス協会(Young Adult Library Services Association)と呼ばれているこの組織は、1957年6月24日に発足し、アメリカ図書館協会の再編後に、ヤングアダルトサービス部門(Young Adult Services Division、YASD)と呼ばれるようになった。この再組織により、Association of Young People's LibrariansはChildren's Library AssociationとYoung Adult Services Divisionに分割された。YASDの主な責任は青少年向けの作品の評価と選択であり、YASDの委員会内で最も活発に活動しているのは書籍選定委員会である。また、YASDは1960年と1971年のホワイトハウス青少年会議(White House Conferences on Youth)に代表を派遣し、若者のための図書館サービスを提唱した。YASDは1970年代までに独自の事務局とスタッフを擁するようになって成長し、1979年にはALA評議会の部門代表を与えられた。YASDによる書籍選定への関与も継続され、1988年にはジャンル別の書籍委員会が設立された。1992年にヤングアダルトサービス協会への名前変更が行われ、組織の認知とともに、新しいイメージ、ロゴ、新しい使命、ビジョンの声明がもたらされた。1990年代にYASDをYALSAにブランド変更したことにより、電子的・オンラインでの存在感も高まり、Teen Read Weekなどの新しいプログラムも導入された。さらに、YALSAはプリンツ賞とアレックス賞の表彰も開始した。YALSAは、公共図書館で若者にサービスを提供する取り組みが評価され、ALAからWorld Book Goal Awardを2回受賞している。1994年からは、YALSAの会長たちも「若者の参加の再考(Youth Participation Revisited)」や「若者への図書館サービスのための国家リーダーシップ課題の策定(Developing a National Leadership Agenda for Library Service to Young Adults)」など、YALSAの会員規約を反映するテーマを特定し始めた。YALSAの公式学術雑誌は『Young Adult Library Services』と呼ばれ、現在注目されている論文、書評、専門文献を提供するとともに、組織の公式記録として機能している[4][5][6][7][4]。 賞
関連項目
出典
外部リンク |
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