ヤラクイ州(ヤラクイしゅう、スペイン語: Estado Yaracuy、IPA: [esˈtaðo ʝaɾaˈkui])は、ベネズエラの州。州都はサン・フェリペで、その他の主要都市にアロア、チバコア、ココロテ、マリン、ニルグア、サバナ・デ・パラ、ヤリタグア、ウラチチェが挙げられる。総面積は7100平方キロ、人口は74万700人(2019年推計)である[1]。
アンデス山脈の終点と沿岸山地の起点にあたる、山がちな地域である。沿岸山地は北のオロア山地と南のニルグア山地に分けられ、その間の渓谷に州都サン・フェリペを含む主要都市が位置する。この渓谷ではヤラクイ川が流れ、農業が営まれる。
経済はサトウキビ、トウモロコシ、畜産などの農業が主である。ヤリタグア地域やチバコアでは、農機具などの製造業がみられる。
近年はラピ知事のもとで、発展と社会開発が進められた。しかし2004年にウゴ・チャベスの支援を受けたカルロス・ヒメネスが取って代わって以降、地元経済は混乱状態にある。ことにサトウキビ生産は急落した。ヒメネスは汚職疑惑で失脚し[2]、2008年にフリオ・レオンが知事を引き継いだ。
隣接州
北でファルコン州、西でララ州、南でポルトゥゲサ州とコヘデス州、東でコヘデス州とカラボボ州に接する。
基礎自治体
ヤラクイ州は下記の14市(ムニシピオ)からなる。括弧は各市の中心地である。
- アリスティデス・バスティダス市(サン・パブロ)
- ボリーバル市(アロア)
- ブルスアル市(チバコア)
- ココロテ市(ココロテ)
- インデペンデンシア市(インデペンデンシア)
- ホセ・アントニオ・パエス市(サバナ・デ・パラ)
- ラ・トリニダード市(ボラウレ)
- マヌエル・モンヘ市(ユマーレ)
- ニルグア市(ニルグア)
- ペーニャ市(ヤリタグア)
- サン・フェリペ市(サン・フェリペ・デ・ヤラクイ)
- スクレ市(グアマ)
- ウラチチェ市(ウラチチェ)
- ベロエス市(ファリアール)
脚注
関連項目
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1 ベネズエラは自国領だと主張しているが国際的には認められておらず、ガイアナが全域を実効支配している。 |