ヤコブ・パートル
ヤコブ・パートル(Jakob Pöltl, 1995年10月15日 - )は、オーストリアのウィーン出身のプロバスケットボール選手。NBAのトロント・ラプターズに所属している。ポジションはセンター。史上初となるオーストリア出身のNBA選手である。 経歴生い立ち1995年にバレーボール選手の両親の間でウィーンで生まれる[1]。幼い頃から両親にバスケットボールを勧められたパートルは、国内リーグのトライシュキルヒェン・ライオンズのユースチームで教練を受けた後、2013年にプロデビュー[2]。1年間プレーした後、NBA選手を目指すために渡米。ユタ大学に留学した[3]。2014-15シーズンを平均9.1得点、6.8リバウンドという成績を記録したポエートルは、翌2015-16シーズンは飛躍のシーズンとなる。シーズン平均17.2得点、9.1リバウンドという成績を記録したポエートルは、ネイスミス賞を受賞したのをはじめ[4]、Pac-12の最優秀選手に選出。更に年間最優秀センターに贈られるカリーム・アブドゥル=ジャバー賞も受賞するなど、一躍注目を浴びる選手となった。 これで自信を付けたパートルは、2016年4月に2016年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[5]。全体9位でトロント・ラプターズから指名され、オーストリア出身の選手として初のNBAドラフトで指名を受けた選手となった。 トロント・ラプターズNBAルーキーシーズンとなった2016-17シーズン開幕戦のデトロイト・ピストンズ戦で、ポエートルはヨナス・ヴァランチューナスの控えとして約13分出場し、記念すべき "NBA初のオーストリア人選手" としてデビュー[6]。翌2017-18シーズンは、ベンチスタートながら全82試合フル出場を果たした。 サンアントニオ・スパーズ2018年7月18日、カワイ・レナード、ダニー・グリーンとのトレードで、デマー・デローザン、2019年ドラフト1順目指名権とともにサンアントニオ・スパーズに移籍した[7][8]。 2018年10月17日の開幕戦でのスパーズデビューで、8分間で4得点、4リバウンド、2アシストを記録し、ミネソタティンバーウルブズに112-108で勝利した[9]。 2018年12月4日に、キャリアハイの20得点を記録し、139-105でユタ・ジャズに勝利した[10]。 2020年11月24日、スパーズと再契約した[11]。 2021年3月17日には、20得点、自己最高16リバウンドで、2試合連続ダブル・ダブルを記録し、106-99でシカゴ・ブルズに勝利した[12][13]。 2021年10月26日のロサンゼルス・レイカーズ戦で、14リバウンド、7アシスト、3ブロック、1スティールに加え、キャリアハイの27得点を記録したが、試合にはオーバータイムの接戦で破れた[14]。 ラプターズ復帰2023年2月9日にケム・バーチ、2024年のプロテクト付きドラフト1巡目指名権、2つのドラフト2巡目指名権とのトレードで、古巣のラプターズへ移籍した[15]。 オーストリア代表2013年にマケドニアで開催されたU-18の欧州選手権で代表デビューし、以降同国代表の中心選手として活躍している。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
カレッジ
脚注
外部リンク |
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