モイネシュティ
モイネシュティ(ルーマニア語: Moineşti)は、ルーマニアのバカウ県に位置する都市。2002年時点の人口は2万4210人。地名はルーマニア語で「小雨」か「休耕」という意味のmoinăから派生した。 大規模なユダヤ人のコミュニティがあった時期があり、ユダヤの文献にもMojneschtとしてよく登場する。 歴史1467年に最初に歴史上に登場する。1783年に作成された地図には、モルダヴィアの村として載っている。ターグ(市場町)を宣言した1832年には188世帯、588人が住んでいた。 1921年、モイネシュティは都市型共同体に指定され、紋章と行政権を得た。2002年に自治体となった。 経済モイネシュティ周辺は天然資源に恵まれており、石油、天然ガス、塩、木材などが産出される。1950年代から80年代にかけては大規模な石油抽出業で着々と経済を発展させてきた。しかし1990年代に全国産業が民営化されると経済は悪化し、失業率が50%にも達した。 ダダイスムの記念碑モイネシュティに生まれダダイスムを確立したトリスタン・ツァラを讃え、1996年に街へ至る道路の入口に記念碑が置かれた。ドイツ系ルーマニア人の彫刻家インゴ・グラスの作で、コンクリートと鉄製、長さ25m、幅2.6m、高さ10m、重さ120mある。 ゆかりの人物 |