メトルカルブ

メトルカルブ Metolcarb
別称 3-メチルフェニル-N-メチルカルバメート[1] MTMC ツマサイド（商品名）[2]
識別情報
CAS登録番号	1129-41-5
PubChem	14322
ChemSpider	13684
SMILES O=C(Oc1cc(ccc1)C)NC
InChI InChI=1S/C9H11NO2/c1-7-4-3-5-8(6-7)12-9(11)10-2/h3-6H,1-2H3,(H,10,11) Key: VOEYXMAFNDNNED-UHFFFAOYSA-N InChI=1/C9H11NO2/c1-7-4-3-5-8(6-7)12-9(11)10-2/h3-6H,1-2H3,(H,10,11) Key: VOEYXMAFNDNNED-UHFFFAOYAZ
特性
化学式	C9H11NO2
モル質量	165.19 g mol^−1
外観	無色の結晶[1]
融点	74-77℃[1]
水への溶解度	2600mg/L (30℃)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

メトルカルブ（英: Metolcarb）は、かつて使用されていたカーバメート系殺虫剤である。日本の毒物及び劇物取締法では、2%を越える製剤は劇物に該当する[2]。

歴史

日本農薬が開発した農薬で、1967年4月25日に農薬登録を受けた。水田のツマグロヨコバイ、ウンカに適用されたが、1997年9月28日に失効した。登録期間中の累計生産量は13040トンであった。商品名は単剤の「ツマサイド」、混合剤の「オスメート」「クミホップM」などがあった[2]。

脚注

1. ^ “3-メチルフェニル-N-メチルカルバメート”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2008年10月28日). 2018年8月8日閲覧。
2. ^ (植村 2002, p. 301)

参考文献

• 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。