メアリ・ヒギンズ・クラーク(英語: Mary Higgins Clark, 1927年12月24日[1] - 2020年1月31日[2][3])は、アメリカニューヨーク在住の小説家。「サスペンスの女王」として知られる[2]。
生涯
ニューヨークで、アイルランド系の家庭に生まれた[1]。11歳で父親と死別し、家計を助けるため15歳から働き始める[2]。秘書やスチュワーデスとして働いた後、結婚を機会に執筆の道に入る。キャロル・H・クラークは実の娘[3]。
その作品の多くは、精神的なトラウマを持つ女性がそれを克服するというモチーフによる。視覚的な表現が巧みであり、映画のようだと評されることもある。
2020年1月31日、フロリダ州で老衰のため死去。92歳没[3]。
作品
編著
- 『ショウほど素敵な犯罪はない アメリカ探偵作家クラブ傑作選(11)』 メアリ・ヒギンズ・クラーク編 大村美根子他訳 早川書房 1989 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
映画化作品
- 『誰かが見ている』1982年
- 『子供たちはどこにいる』 1986年
- 『殺したのは私』 2002年
受賞歴
- Grand Prix de Literature Policier 1980
- Gold Medal of Honor, American-Irish Historical Society 1993年
- Spirit of Achievement Award, Albert Einstein College of Medicine of Yeshiva University 1994年
- Gold Medal in Education, National Arts Club 1994年
- Horatio Alger Award 1997年
- Deauville Film Festival Literary Award 1998年
- Outstanding Mother of the Year 1998年
- Catholic Big Sisters Distinguished Service Award 1998年
- Bronx Legend Award 1999年
- Graymoor Award, Franciscan Friars 1999年
- MWA賞 2000年
- Ellis Island Medal of Honor 2001年
- Passionists' Ethics in Literature Award 2002年
- Christopher Life Achievement Award 2003年
- アガサ賞 2010年
脚注