ミュンヘン国際児童図書館
ミュンヘン国際児童図書館(ミュンヘンこくさいじどうとしょかん IJB=独: Internationale Jugendbibliothek, IYL=英: International Youth Library)は、ドイツのミュンヘンにある専門図書館で、世界中の児童や若者の文学を収集し一般に公開する。国際社会に焦点を当てつづけ、未成年者対象のこの種の図書館として世界最大。図書館はシュヴァービンクからミュンヘン市内のオーバーメンツィング地区に立つブルテンブルク城に移転、1983年6月から古城を使って運営する。 沿革![]() 当館は世界の児童・青少年向け文学の中心として、読書会やワークショップ、パネル・ディスカッションを催し、また読書力の開発プログラムや展覧会を開き、文学機関のつながりを介して多言語のフォーラムを提供する。 2010年から「ホワイト・レイブン・フェスティバル」と題して世界の児童青少年文学の推薦図書[1]を隔年で紹介する。2013年にはジェイムス・クリュス賞[2]を創設、言語にとらわれず児童青少年の文学において新人作家を発見し、その業績を評価する場としている。 3万冊を超える蔵書は20以上の言語で記された書籍と電子書籍で構成され、読書と執筆のワークショップや展覧会の会場として機能し、また館内で複数の文学博物館が活動する。児童生徒向けに文学を題材とするワークショップを重ね、学校や幼稚園・児童園とのパートナー関係を根付かせている。当館の図書貸出は無料。 文学博物館図書館のあるブルテンブルク城内にはほかにもミヒャエル・エンデ記念館(1998年開館)、ジェイムス・クリュス塔、エーリッヒ・ケストナー記念室が入居し、また2005年7月以来、ビネット・シュローダー・カビネットが加わった。それぞれの展示室には多数の書籍や挿画、あるいは施設名になった人々の手紙や日記、個人の所有物をまとめてある。 ホワイト・レイヴンとは当館のもうひとつの活動は、児童と若者に向けた推薦図書一覧「ホワイト・レイヴン」を年ごとに選び、例年、ボローニャ国際児童図書展で発表[3]。選書は言語の専門家の審査を受け[4] 、30超の言語で記された新刊書を40か国以上から集めて掲載する。 歴代の館長
関連文献
出典
外部リンク
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