マーティン・ホームズ
マーティン・ホームズ (英語: Martin Holmes, 1940年4月25日[1] – 2020年6月11日[1]) はモータースポーツを専門としたイギリスのジャーナリスト。 競技者としてラリーの世界に入った後、世界ラリー選手権 (WRC) 創成期の1970年代から生涯に亘ってジャーナリストとして活動した。ホームズの著した年鑑 World Rallying は業界の資料として高く評価された[3]。 経歴1940年、イギリス南部のサリー州 アシュテッドに生まれる[1]。 弁護士を志し、大学では法学部に属していたホームズは、1959年に初めてラリーに参戦すると、プロのコ・ドライバーになることを目指すようになった[4][2][5]。 1960年代初頭、Sutton and Cheam Motor Club に所属したホームズは、クラブ誌の編集に関わるようになり[1][6]、後に「モータリングニューズ」や「オートスポーツ」にリポートを供給するようになった[1]。 大学卒業後コ・ドライバーを続け、1971年には英国ラリー選手権のコ・ドライバーチャンピオンとなった[1]。フォード、トヨタ、ルノー、シュコダ、ダットサン、ランチア、ボクスホールのワークスチームからエントリーし[1][5]、ティモ・マキネン、オベ・アンダーソン、ビリー・コールマンなど著名なドライバーとも組んだ[5][4]。1981年、ジャン・ラニョッティとRACラリーに出場したのを最後に、コ・ドライバーを引退した[7]。 世界ラリー選手権 (WRC) 発足翌年の1974年からジャーナリストとして活動を始め、世界中の媒体に記事や写真を供給した[1][5]。 1979年から年鑑 World Rallying を出版、2010年を最後として33冊を刊行した[1][2][5]。 晩年は自身と家族の健康問題から現地取材の頻度は減ったが、自宅で活動を続けた[1]。最後のWRC現地取材は2019年8月のラリー・ドイチュラントであった[1][2][5]。現地取材したWRCのイベントは520を数えた[1][2]。 2020年6月11日、長く患っていたガンにより死去[1][2][4][5][6]。 著作
脚注
参考文献
関連文献本節は「マーティン・ホームズ」をさらに詳しく知るための読書案内である。
外部リンク
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