マーカス・モリス
マーカス・トーマス・モリス・シニア(Marcus Thomas Morris Sr. 1989年9月2日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロバスケットボール選手。ポジションはパワーフォワード。NBA選手で、ダラス・マーベリックスに所属するマーキーフ・モリスは双子の兄にあたる。 経歴1989年9月2日、フィラデルフィアでマーキーフ・モリスが誕生した7分後、続いてマーカスが産まれた。幼い頃からマーキーフと共に過ごしてきたマーカスは、大学もカンザス大学に一緒に入学。3年生時に平均17.3ポイントを記録し、マーキーフと共に2011年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[1]。 ヒューストン・ロケッツマーキーフが13位でフェニックス・サンズに指名されたのに続いて、マーカスは14位でヒューストン・ロケッツから指名された。 フェニックス・サンズ2013年2月、三角トレードでフェニックス・サンズに移籍し、マーキーフとの兄弟共演が実現することになり、サンズに合流後、抱き合って喜んだ[2]。2012-13シーズンのサンズは、ウェスタンカンファレンス最下位の25勝52敗に終わり、アルヴィン・ジェントリーHCの途中解任など暗い話題が多かっただけに、数少ない明るい話題となった。 2014-15シーズン開幕前に、マーキーフと共にサンズと翌シーズンから4年契約を結んだ。 デトロイト・ピストンズ2015-2016シーズン開幕前の2015年7月2日、デトロイト・ピストンズに移籍。2017年1月21日のワシントン・ウィザーズ戦では、111-112で迎えた第4クォーター残り数秒の場面で、逆転のブザービーターティップインショットを決めた[3]。 ボストン・セルティックス2017-2018シーズン開幕前の2017年7月7日、エイブリー・ブラッドリーとのトレードでボストン・セルティックスに移籍した[4]。 ニューヨーク・ニックス2019-2020シーズン開幕前の2019年7月、ニューヨーク・ニックスと1年1500万ドルで契約。2020年1月5日のロサンゼルス・クリッパーズ戦で自身最多の1試合38得点を記録した[5]。 ロサンゼルス・クリッパーズ2020年2月のトレード期限間際に、ワシントン・ウィザーズも絡み、モーリス・ハークレス、ジェローム・ロビンソンなどが移籍する三角トレードでロサンゼルス・クリッパーズに移籍した[6]。 2020年11月25日にクリッパーズと4年総額6,400万ドルで再契約した[7]。 フィラデルフィア・76ers2023年11月1日にジェームズ・ハーデン、P・J・タッカー、複数のドラフト指名権とのトレードで、ロバート・コビントン、ニコラ・バトゥーム、ケニオン・マーティン・ジュニアと共にフィラデルフィア・76ersへ移籍した[8]。 2024年2月8日に3チーム間のトレードで、サンアントニオ・スパーズへ放出された[9]。試合への出場はなく、29日に解雇された。 クリーブランド・キャバリアーズ2024年3月18日にクリーブランド・キャバリアーズと10日間契約を結び、29日にシーズン終了までの契約を結んだ[10][11]。 2024年9月15日に古巣のニックスと契約したが、28日に解雇された[12]。 個人成績
NBAレギュラーシーズン
プレーオフ
プレースタイル大学時代までパワーフォワードでプレーし、サンズ移籍後はマーキーフと一緒にプレーするためにスモールフォワードに挑戦している。2019-20シーズン以降は、スリーポイント成功率を4割以上に伸ばし、ストレッチ・フォーとしてロールプレーヤーを担っている[13]。 その他
脚注
外部リンク
|