マディソン郡 (アラバマ州)
マディソン郡(マディソンぐん、英: Madison County)は、アメリカ合衆国アラバマ州北部の郡である。人口は38万8153人(2020年)[1]。郡庁所在地は、ハンツビルである[2]。同郡はハンツビル都市圏に含まれる。名称は、第4代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・マディソンにちなみ、アラバマ州への初めての訪問を記念して名付けられた。 歴史マディソン郡は、ミシシッピ自治領の知事によって、1808年12月13日に設立された。1819年12月14日にアラバマ州がここマディソン郡で設立され、アラバマ州の「生誕の地」として認められている。郡の歴史の大半において、郡経済の大部分は農業を中心とした基盤に成り立っていた。マディソン郡はアラバマ州で最大の綿生産地のうちの1つであり、郡のまわりで織物工場が稼働していた。 ヴェルナー・フォン・ブラウンを中心とするドイツのロケット工学者の一団が1950年にハンツビルにやって来たとき、マディソン郡の歴史が大きく変わった。彼らはレッドストーン・ミサイルを開発し、それは後にアメリカ人を宇宙に送り出す最初のロケットになった。宇宙開発競争の結果として何万もの仕事がこの地域に来て、マディソン郡の人口は1950年の72,903人から2005年の推計298,192人にまで大幅に増加した。 地理アメリカ国勢調査局によると、マディソン郡の総面積は2,105 km2(813 mi2)である。そのうち2,085 km2(805 mi2)が陸地であり、0.98 %の21 km2(8 mi2)は水域である。 郡の南部及び北部の地形は、キール山、モンテ・サノ山及びグリーン山に代表されるカンバーランド高原の開析された地形に見下ろされる位置にある。郡の北部と西部は、平地である。 主な高速道路鉄道
河川隣接郡
人口統計
2000年の国勢調査[4]現在、マディソン郡には276,700人、109,955世帯、75,319家族が暮らしている。人口密度は、133人/km2(344人/mi2)である。120,288戸の住宅が、平均密度58戸/km2(149戸/mi2)で建っている。郡の人種構成は、白人72.06 %、アフリカ系アメリカ人22.78 %、ネイティブ・アメリカン0.77 %、アジア系1.86 %、太平洋諸島系0.06 %、その他の人種0.59 %、及び混血1.89 %である。また、人口の1.89 %は、ヒスパニック又はラテン系でもある。 109,955の世帯のうち33.00 %が18歳未満の子供と同居しており、53.40 %は夫婦同居である。11.80 %は夫のいない女性が世帯主であり、31.50 %は非家族である。すべての世帯のうち27.20 %は単身世帯であるが、7.40 %は65歳以上の単身世帯である。1世帯あたりの人数は2.45人であり、1家族あたりの人数は3.00人である。 郡の人口分布は18歳未満が25.60 %、18歳から24歳が9.40 %、25歳から44歳が31.50 %、45歳から64歳が22.70 %、65歳以上が10.80 %であり、平均年齢は36歳である。女性100人あたり男性は95.30人おり、18歳以上では女性100人あたり男性は92.10人いる。 郡の1世帯あたりの年間所得は44,704ドルであり、1家族あたりの年間所得は54,360ドルである。男性の平均年間所得は40,779ドルで、女性の平均年間所得は26,534ドルである。郡全体の国民1人あたりの年間所得は、23,091ドルである。およそ8.10 %の家族と10.50 %の住民は、貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の14.10 %と65歳以上の9.60 %が貧困線以下の生活を送っている。 国勢調査指定地域マディソン郡では、次の国勢調査指定地域 (CDP) が指定されている。
脚注
外部リンク |