フーバー (アラバマ州)フーバー(Hoover)は、アメリカ合衆国アラバマ州の都市。バーミングハムの南15kmに位置する。人口は9万2606人(2020年)[1]で、ハンツビル、バーミングハム、モントゴメリー、モービル、タスカルーサに続く州第6の都市である。市域はアパラチア山脈の西に連なる丘陵の南麓に、北東-南西に細長く広がっており、その面積は111.7km2で、大部分はジェファーソン郡内にあり、一部がジェファーソン郡の南に隣接するシェルビー郡にかかっている。 フーバーは1867年に人口460人の町として正式に法人化され、その歴史をスタートさせた。町名は1921年にバーミングハムに保険会社を設立し、1940年代にこの一帯の土地を買収して居を移し、町の基となったフーバー・コミュニティと呼ばれる集落を造ったウィリアム・H・フーバーにちなんでつけられた[2]。1970年代以降、バーミングハム中心部から郊外へと流出した人口を吸収して、フーバーは郊外都市として急速な発展を遂げ、その人口増加の勢いは2010年代に入ってもなお続いている。 フーバーではアラバマ州を南北に貫き、州の4大都市圏を結ぶ州間高速道路I-65と、I-59の支線で、バーミングハムの南郊外をバイパスするI-459とが交わる。フーバーは郊外都市であるため、明確なダウンタウンを持っておらず、市のメインストリートであるモントゴメリー・ハイウェイ(国道31号線)沿いを除いて、市域の大部分には密度の低い住宅地が広がっている。I-459と国道31号線とが交わるインターチェンジの南西角には、アラバマ州有数のショッピングモールで、ホテルとオフィスビルを併設する複合施設、リバーチェース・ガレリアが立地している。 また、I-65とI-459のジャンクションの南西には、州の野草であるカシワバアジサイ[3]の栽培で特に知られるオールドリッジ植物園が立地している。30エーカー(121,400m2)の広さをもつ同園は、もともとはアラバマ州における野生のカシワバアジサイを発見し、栽培してSnowflake Hydrangeaとして特許を取った地元の植木屋、エディー・オールドリッジの邸宅であったが、1997年にオールドリッジ夫妻によって市に寄贈され、植物園として一般に公開されているものである[4]。 以下にフーバー市における1970年から2010年までの人口推移をグラフおよび表で示す。
註
外部リンク
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