「マサチューセッツ」(Massachusetts) は、ビージーズが1967年に発表した楽曲である[4]。この曲のメイン・ボーカルはロビン・ギブが務めているため、後にロビンのコンサートでの主要曲となった。また、この曲は1968年のビージーズのアルバム『ホリゾンタル』(Horizontal) に収録された。マサチューセッツは、ビージーズにとってオーストラリアとイギリスで初めてとなるナンバー1ヒットとなり、世界中で500万枚を超える空前のヒットとなった[5]。
歴史
ビージーズのバリーとロビン、モーリス・ギブがこの曲を書いたのは、オーストラリアの音楽グループであるザ・シーカーズに提供するためだったが、結局録音されずにザ・シーカーズは1968年に解散してしまった。
ビージーズがこの曲を書いたときは、まだマサチューセッツには行ったことがなかった[4]。彼らはマサチューセッツという語感が単に好きだった。
この曲が録音された直後、ビートルズのマネージャーであるブライアン・エプスタインは、この曲は美しいため夏にヒットするとモーリスへ話した。なお、エプスタインはこの曲が発表された1967年に亡くなっている。
この曲はイギリスのラジオの歴史を飾っている。それは、BBC Radio 1 で2曲目に流された楽曲である(1曲目はザ・ムーブの「雨の中の想い出」)[6]。
このシングルは、日本の公式ヒット・チャートであるオリコンで、日本人以外の歌手(洋楽アーティスト)で初めてナンバー1ヒットとなった[7]。文化放送の洋楽番組『ユア・ヒット・パレード』でも1968年度の年間5位[8]を記録。「マサチューセッツ」は世界の各国で1位を獲得したが、マサチューセッツ州があるアメリカ合衆国では11位に留まった[3]。
カバー
脚注
- ^ “あの時代のヒット曲 Vol.13!1968/4/1付オリコンチャート”. Oricon (2006年2月27日). 2012年5月26日閲覧。
- ^ “ChartArchive - The Bee Gees - Massachusetts”. 2012年5月26日閲覧。
- ^ a b “Bee Gees - AllMusic”. Awards. 2012年6月30日閲覧。
- ^ a b Show 49 - The British are Coming! The British are Coming!: With an emphasis on Donovan, the Bee Gees and the Who. [Part 6] : UNT Digital Library
- ^ Billboard Vol. 85, No. 34. Nielsen Company. (1973-08-25). p. 18. https://books.google.com.pe/books?id=KAkEAAAAMBAJ&q=%22five+million+copies+of%22#v=snippet&q=%22five%20million%20copies%20of%22&f=false 2012年3月21日閲覧。
- ^ source: BBC Radio 1 press office
- ^ 「初めの第一歩はここから チャートマニアへの道」『オリコン・ウィーク The Ichiban』1999年5月24日号 1000号記念特別付録『オリコン歴代シングルBEST 1000 完全保存版』34頁。
- ^ 小藤武門『S盤アワーわが青春のポップス』アドパックセンター、1982年、95頁。ISBN 4-900378-02-X。
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