マイク・マイナー (野球)
マイケル・デビッド・マイナー(Michael David "Mike" Minor, 1987年12月26日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州マーシャル郡チャペルヒル出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。 経歴プロ入り前2006年のMLBドラフト13巡目(全体379位)でタンパベイ・デビルレイズから指名されるが、契約せずにヴァンダービルト大学へ進学した。 大学では、2学年上にデビッド・プライス、1学年上にペドロ・アルバレスがいた。2007年7月に開催されたリオデジャネイロパンアメリカン競技大会の野球アメリカ合衆国代表に選出された[2]。2008年の世界大学野球選手権にアメリカ合衆国代表として参加し、金メダルを獲得している。 プロ入りとブレーブス時代2009年6月のMLBドラフト1巡目(全体7位)でアトランタ・ブレーブスから指名され、8月6日に契約金242万ドルで入団に合意した[3]。入団後、傘下のA級ローム・ブレーブスで4試合に登板し、防御率は0.69だった[4]。 2010年はAA級ミシシッピ・ブレーブスからスタートし、15試合に先発して防御率4.03だったが、AAA級グウィネット・ブレーブスに昇格後は6度の先発で防御率1.89と調子を上げた。故障者リスト入りしたクリス・メドレンと入れ替わる形で、8月9日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー[5]。8月22日のシカゴ・カブス戦では、6イニングで12個の三振を奪い、1試合の奪三振数において、前年のトミー・ハンソン(11個)を上回るブレーブスの新人記録を樹立した[6]。8月は防御率3.81だったが、9月は月間防御率9.37と苦しみ、トータルでの防御率は5.98に終わった。 2014年1月17日にブレーブスと380万ドルの1年契約に合意した[7]。3月23日に左肩腱板炎のため、15日間の故障者リスト入りした[8]。3月31日にリハビリのため、AA級ミシシッピへ異動した。5月2日に復帰したが、以後は不安定な投球に終始した。しかしながら、シーズン終盤には6試合連続でQSを記録した[9]。シーズン全体では25試合に登板して6勝12敗、防御率4.77という成績に終わり、連続二桁勝利は2年連続でストップした。 2015年は、前年10月に受けた肩の手術の影響で全休し、オフにノンテンダーFAとなる[10]。 ロイヤルズ時代2016年2月19日、カンザスシティ・ロイヤルズと2年725万ドルで契約を結んだ[11]。この年はメジャーで投げる機会はなかった。マイナーではAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズとAAA級オマハ・ストームチェイサーズで計10試合に先発登板して0勝4敗、防御率5.74と打ち込まれた。 2017年は3年ぶりにメジャーのマウンドに復帰した。この年は自身初めてリリーフとして起用され、65試合登板(全てリリーフ)で6勝6敗6セーブ、防御率2.55の好成績を挙げた。オフの11月3日にFAとなった[10]。 レンジャーズ時代2017年12月6日にテキサス・レンジャーズと3年2800万ドルで契約を結んだ[12]。 2018年は先発に復帰。序盤は安定感を欠いていたが、6月は防御率2.08と良い投球を見せた。後半戦は一定の結果を残し(6勝2敗、防御率2.97)、最終成績は12勝8敗、防御率4.18だった。 2019年は前半戦に8勝4敗、防御率2.54の好成績を残し、オールスターに初選出された。なお、登板日の関係でマウンドに上がることはなかった。後半戦は調子を落としたが、9月2日のニューヨーク・ヤンキース戦では7.1回無失点でヤンキースの連続被完封なし記録を220試合で止めるのに貢献するということもあった[13]。最終登板のボストン・レッドソックス戦で200奪三振に到達した。最終的に14勝10敗、防御率3.59で、大台の200回と200奪三振を達成した。 アスレチックス時代2020年8月31日に後日発表選手2名[注 1]とのトレードで、金銭と共にオークランド・アスレチックスへ移籍した[15]。オフの10月28日にFAとなった[16]。 ロイヤルズ復帰2020年12月1日に古巣のロイヤルズと2年総額1800万ドルの契約を結んだ[17]。オプションとして2023年は球団側が選択権を所持し、バイアウトの際は100万ドルが支払われる。 レッズ時代2022年3月16日にアミール・ギャレットとのトレードで、金銭と共にシンシナティ・レッズへ移籍した[18]。この年は19試合に先発登板して4勝12敗、防御率6.06、76奪三振を記録した。オフの11月8日にFAとなった[10]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
代表歴
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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