ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍(ボスニア語、クロアチア語、セルビア語:Vojska Federacije Bosne i Hercegovine)は、1995年から2005年までのボスニア・ヘルツェゴビナの軍事組織。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を終結させたデイトン合意によって、ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する2つの構成体のうち、ボシュニャク人およびクロアチア人主体のボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の軍として結成された。 ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍は2つの組織によって構成されていた。1つはボシュニャク人主体(ボスニア・ヘルツェゴビナ政府に忠実なクロアチア人やセルビア人なども含む)のボスニア・ヘルツェゴビナ共和国軍(ARBiH)であり、もう1つは紛争中にクロアチア人の軍事組織として結成されたクロアチア防衛評議会(HVO)であった。 2004年には、ボスニア・ヘルツェゴビナの中央政府にボスニア・ヘルツェゴビナ国防省が新設された。この頃から、ボスニア・ヘルツェゴビナのもうひとつの構成体であるスルプスカ共和国のスルプスカ共和国軍(VRS)との統合が段階的に進められた。2005年にはボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍とスルプスカ共和国軍の兵士からなる民族混成の部隊がイラクに派遣された。2006年、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦軍とスルプスカ共和国軍は完全に統合され、ボスニア・ヘルツェゴビナ国防省の指揮下におかれるボスニア・ヘルツェゴビナ軍となった。 装備
関連項目参考文献
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