ボグド・ハーン山

ボグド・ハーン山モンゴル語、Богд хан уул)は、モンゴルにある山。ヘンティー山地を構成する。

地理

ボグド・ハーン山付近の衛星写真。写真中央部の緑色の所にボグド・ハーン山が存在する。その北に見える市街地がウランバートル。山の西に見える滑走路はチンギスハーン国際空港。山の南に見える小さな市街地はゾーンモド。山の東に見える市街地はナライフ英語版である。
ボグド・カーン山の山泉。

北緯47度48分14秒、東経106度59分11秒に位置しており、ウランバートルに近い。標高は2261 m。ウランバートル付近の標高が約1300 mであり、比高は約900 m[1]

森林ステップ地帯であり、北斜面は針葉樹林に覆われるが、南斜面の植生は少ない。シベリアジャコウジカシベリアノロジカクロテンユキウサギなどの動物が生息し、1996年にユネスコ生物圏保護区に指定された[2]

山岳信仰

ボグド・ハーン山は山岳信仰の対象となっている。文化遺産の暫定リストには記載されている。

出典

  1. ^ Mongolia Sacred Mountains: Bogd Khan, Burkhan Khaldun, Otgon Tenger - UNESCO World Heritage Centre
  2. ^ Bodg Khan Uul Biosphere Reserve, Mongolia” (英語). UNESCO (April 2020). 2023年2月1日閲覧。