ホーリー・ウォーター
『ホーリー・ウォーター』(Holy Water)は、バッド・カンパニーが1990年に発表した9作目のスタジオ・アルバム。ブライアン・ハウ加入後としては3作目に当たる。 背景前作『デインジャラス・エイジ』(1988年)に引き続き、テリー・トーマスがプロデュースした。また、本作に参加したサポート・ベーシストのフェリックス・クリシュは、以前トーマスと共にトミー・ショウのアルバム『アンビション』(1987年)のレコーディングに参加した[2]。 「100マイルス」はサイモン・カークが単独で作った曲で、この曲ではカークがボーカルとアコースティック・ギターを担当している[3]。 反響・評価本作はBillboard 200で35位に達し、ポール・ロジャース脱退後のアルバムとしては初めて全米トップ40入りを果たして[1]、1991年7月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定された[4]。 本作からは「イフ・ユー・ニーデッド・サンバディ」(全米16位)、「ホーリー・ウォーター」(全米89位)、「ウォーク・スルー・ファイヤー」(全米28位)がシングル・ヒットした[1]。また、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは「イフ・ユー・ニーデッド・サンバディ」が2位、「ホーリー・ウォーター」が1位、「ボーイズ・クライ・タフ」が3位、「ウォーク・スルー・ファイヤー」が14位、「ストレンジャー・ストレンジャー」が9位を記録している[1]。 Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『ホーリー・ウォーター』に参加したオリジナル・メンバーはギタリストのミック・ラルフスとドラマーのサイモン・カークだけだが、80年代のポップ・メタルの要素を追加してパワー・バラードを聴きながら育ったティーンエイジャーにもアピールしつつ、バッド・カンパニーの伝統的なサウンドに近い、適切な仕事をしている」と評している[5]。 収録曲特記なき楽曲はブライアン・ハウとテリー・トーマスの共作。
参加ミュージシャンアディショナル・ミュージシャン
脚注
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