ホテル・ニッコー・サイパン
ホテル・ニッコー・サイパン(Hotel Nikko Saipan)は、かつてアメリカ合衆国北マリアナ諸島サイパン島にあったJALホテルズ傘下の高級ホテル。 概要1980年代当時の日本航空はサイパン便も運航しており、サイパンの観光開発に熱心であった。そして1988年4月1日に開業したのが「ホテル・ニッコー・サイパン」である。 クルーズボートをイメージした建物は久米設計が設計を担当した[1]。ロビーホールは吹き抜けになっており、その南北に客室棟が建てられていた。客室は全室オーシャンビューである。近隣のラ・フィエスタ・サン・ロケ・ショッピングプラザにはジープニーによる送迎サービスもあった。2005年6月には明仁天皇・皇后美智子(いずれも当時)が行幸先の宿泊施設として当ホテルを利用した。 しかし、景気低迷やリゾート目的の渡航先の多様化のためにサイパンへの渡航者が減り、これを受けて同年10月に日本航空がサイパン便を取りやめたことから宿泊客が減り、経営的に厳しくなりやがて閉鎖。翌年には道路を挟んだ向かいにあるショッピング・モール、ラ・フィエスタ・サン・ロケも閉鎖した。 2008年2月1日、JALホテルズから離脱して「パームス・リゾート・サイパン」(中国資本)に改称したが、2016年には大韓民国のイーランドグループに経営権が移り[2]、同年7月「ケンジントンホテル・サイパン」に再改称している[3]。 アクセス
施設概要周辺施設参考文献
脚注
外部リンク |