ベルナール・エヴァン(Bernard Evein, 1929年1月5日 - 2006年8月8日[1])は、フランスの舞台美術家、映画美術家である。ヌーヴェルヴァーグの映画作家の作品を多く手がけた。
人物・来歴
ロワール=アトランティック県サン=ナゼールに生まれる[1]。
エコール・デ・ボザールナント校でジャック・ドゥミと同級生であった[1]。1949年、高等映画学院に入学、1951年に同校を卒業した[2]。
1957年にドゥミが監督した短篇映画『冷淡な美男子』の美術・装飾を手がけて映画界にデビューした[1]。以降、ルイ・マル、フランソワ・トリュフォー、クロード・シャブロル、フィリップ・ド・ブロカ、ジャン=リュック・ゴダール、アニエス・ヴァルダ、セルジュ・ブールギニョンといったヌーヴェルヴァーグの映画作家を美術面で支えた。演劇の分野では、ジャン=ルイ・バローらの舞台美術を手がけた。
1988年に公開されたジャック・ドゥミ監督の『想い出のマルセイユ』を最後に、ドゥミが1990年に亡くなり、エヴァンは引退してしまった。セザール賞に6回ノミネートされたが、最優秀賞はいずれも逃している[1]。
2006年8月8日、フランスのヴァンデ県ノワールムティエ島で死去した。満77歳没[1]。
フィルモグラフィ
註
外部リンク