『ヘラクレスの涙』(原題:The Tears of Hercules)は、ロッド・スチュワートが2021年に発表した31作目のスタジオ・アルバム。
背景
3曲はカヴァーで、残りは本作のために書き下ろされたオリジナル曲である。「サム・カインド・オブ・ワンダフル」はソウル・ブラザーズ・シックス(英語版)による歌唱で知られる曲のカヴァーで、タイトル曲は、マーク・ジョーダン(英語版)が2004年に発表した曲のカヴァーである[13][14]。
「アイ・キャント・イマジン」は妻のペニー・ランカスター(英語版)に捧げられ[13]、「タッチライン」は、自分と兄にフットボールを教えてくれた父親に捧げられた[14]。「ボーン・トゥ・ブギー(トリビュート・トゥ・マーク・ボラン)」はマーク・ボランに捧げられ、サビの歌詞にはボランが率いていたT・レックスの代表曲のタイトルが織り込まれている[14]。
反響・評価
全英アルバムチャートでは7週トップ100入りし、最高5位を記録した[2]。Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「時に困惑させられ、時に馬鹿げており、時に甘美で、そして時に愛らしい」と評している[15]。
収録曲
特記なき楽曲はロッド・スチュワートとケヴィン・サヴィガーの共作。
- ワン・モア・タイム - One More Time - 3:58
- ガブリエラ - Gabriella - 3:31
- オール・マイ・デイズ - All My Days - 3:37
- サム・カインド・オブ・ワンダフル - Some Kind of Wonderful (John Ellison) - 3:00
- ボーン・トゥ・ブギー(トリビュート・トゥ・マーク・ボラン) - Born to Boogie (A Tribute to Marc Bolan) (Rod Stewart, Emerson Swinford) - 3:41
- クークーアラマバマ - Kookooaramabama - 3:42
- アイ・キャント・イマジン - I Can't Imagine (R. Stewart, Kevin Savigar, E. Swinford) - 3:36
- ヘラクレスの涙 - The Tears of Hercules (Marc Jordan, Stephan Moccio) - 4:10
- ホールド・オン - Hold On - 4:17
- プレシャス・メモリーズ - Precious Memories - 3:58
- ジーズ・アー・マイ・ピープル - These Are My People (Johnny Cash) - 2:57
- タッチライン - Touchline - 4:00
日本盤ボーナス・トラック
- アップ・オール・ナイト - Up All Night - 3:34
レコーディング・メンバー
- ロッド・スチュワート - ボーカル
- ケヴィン・サヴィガー - キーボード、プログラミング
- エマーソン・スウィンフォード - ギター(on #2, #3, #4, #5, #6, #7, #9, #11)、ベース(on #5, #6)
- マイク・セヴァース - ギター(on #10)
- デヴィッド・パーマー - ドラムス(on #5)
- ジュリア・ソーントン - パーカッション(on #3, #4, #5, #8, #9, #11, #12)
- ジャンナ・ジャコビー - ヴァイオリン(on #1, #3)
- ジミー・ロバーツ - サクソフォーン(on #10)
- ホリー・ブルーワー - バッキング・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #5, #6, #7, #8, #9, #10, #12)
- アマンダ・ミラー - バッキング・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #5, #6, #8, #9, #10, #12)
- ジェマ・ミューズ - バッキング・ボーカル(on #1, #2, #3, #4, #5, #6, #7, #9, #10)
- ハーラノ・ウィークス - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #10, #11)
- マーク・アギェイ - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #10, #11)
- アデオラ・シャイロン - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #11)
- メリッサ・ヴェスジ - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #11)
- サブリナ・アデル - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #11)
- タヤ・プラント - バッキング・ボーカル(on #4, #8, #9, #11)
- ロッド・サヴィル - バッキング・ボーカル(on #7, #8, #11)
- ジェシカ・チルドレス - バッキング・ボーカル(on #9)
- T・ジェイ・ウィークス - バッキング・ボーカル(on #10)
脚注
外部リンク
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主な楽曲 | |
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関連項目 | |
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