プラネット・ハリウッド
プラネット・ハリウッド(Planet Hollywood)は、ハリウッド映画をテーマとしたレストランである。1991年にニューヨークにて、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、デミ・ムーア、アーノルド・シュワルツェネッガーが出資を行っている。 今まで2度、破産している。 現在、ネバダ州ラスベガスのアラジンをリニューアルしプラネット・ハリウッドとして開業、シーザーズ・エンターテインメントが運営を行う。 歴史1991年にイギリス人ロバート・アールによって、プラネット・ハリウッド・インターナショナル社が創業される。アールは、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリス、デミ・ムーア、アーノルド・シュワルツェネッガーといった映画俳優に出資を募った。 最初の店舗は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのダウンタウン・ディズニー(Downtown Disney)に造られたディズニービレッジ店で、巨大な地球儀を模した外観に、600席以上の客席を設けた巨大な店舗である。店内には映画の小道具や衣装を置き、店内のスクリーンには映画を映し出すなどして、雰囲気造りを行っている。ディズニービレッジ店は、年間売り上げ20,000万ドルを超える大成功となった。これを受け、急速な店舗展開を行い、1994年には、ニューヨーク、サンフランシスコ、ラスベガス、ロサンゼルスなどの観光地を中心に20以上の店舗を構え、年間売り上げ17億ドルの外食企業へと急成長していった。 Restaurants & Institutions誌(R&I誌)に拠れば、1996年度の売り上げは、22,200万ドルで、アメリカ合衆国外食企業トップ400の中で、102位。翌1997年度は、21,600万ドルで75位と急成長を遂げている。 しかし、1998年度のプラネット・ハリウッドの売り上げは、80店舗で24,400万ドル(1997年比マイナス28.7%)で107位と急激に売り上げを落とした。 急成長の要因プラネット・ハリウッドが急成長した1990年代前半には、プラネット・ハリウッドに限らず、いくつかのテーマレストランがアメリカ合衆国で流行していた(ハードロックカフェなど)。 この要因としては、次のような理由が考えられている。
急落の要因プラネット・ハリウッドが急落した要因としては、次の点が指摘されている。
日本での展開日本では、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートの商業施設イクスピアリに、「プラネットハリウッド東京」を2001年に開業しているが、後述の事情で2009年に閉店している。営業は、プラネット・ハリウッド・ジャパンが行っていた。 賃料滞納問題プラネット・ハリウッド・ジャパンは、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの間で、月額賃料約1,100万円などの契約を結んでいたが、賃料が滞ったためにウォルト・ディズニー・カンパニーは2007年に契約解除を通告。一方のプラネット・ハリウッド・ジャパンは「賃料が不当に高額で暴利」として係争を行っていた。 2009年4月7日、東京地方裁判所は、プラネット・ハリウッド・ジャパンの請求を退け、施設の明け渡しと未払い分の賃料約4億4,700万円の支払いを命じた。 これを受け、プラネットハリウッド東京は、2009年4月13日で閉店となった。 ホテルレストランアメリカアメリカ以外
脚注
関連項目
出典
外部リンク |