ブール=サン=モーリス
ブール=サン=モーリス(Bourg-Saint-Maurice)はオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏サヴォワ県のコミューン。 歴史ブルー=サン=モーリスはローマの集落のベルギントルム(Bergintrum)として成立しアルペス・ポエニナエのガリア側に位置した。ローマ街道の行程表アウトニネ・イティネラリー (en) にはメディオラヌム(現代のミラノ)とルグドヌム(現代のリヨン)を結ぶ街道の途中として印されていた。[1] 後に町はローマ時代、3世紀キリスト教を信仰し仲間と共に殉教した将軍聖モーリス (en) にちなみSt. Mauritiuと名付けられている。コミューン名に含まれるブールは15世紀に表れた。その後、フランスの軍隊が獲得すると1794年からはNargue-Sardeと呼ばれるようになる。1815年ウィーン会議によりサルデーニャ王国に戻ると、旧名が保たれた。1861年にブルー=サン=モーリスは最終的にフランスのものとなっている。1960年代、レ=ザルク(Les Arcs)でスキーリゾートの拡大が始まり、経済的に上向き始めた。1962年以来、第7アルペン猟兵大隊が駐屯している。2011年に部隊の再編が行われ、2,000人の隊員やその家族などがブール=サン=モーリスから移っている。[2] 経済・交通コミューンの経済は観光開発や第7アルペン猟兵部隊の駐屯により力強く、第三次産業が支配的である。国際的なカヌー大会などが催されたり、ヨーロッパではもっとも有名な長距離のウォーキングトライアルコースであるTour du Mont Blanc (en) がコミューン内に属する氷河の峡谷沿いを通っている。ブルー=サン=モーリスはイズラン峠やロゼロン峠 (en) などの起点である。国道90号線(Route nationale 90)がコミューン内を経由しており、この道路はアルベールヴィルやグルノーブルを結んでいる。鉄道ではフランス国鉄(SNCF)の駅があり、スキーシーズンなどにはロンドンやブリュッセルなどからブルー=サン=モーリスにスキー客を乗せたTGVやユーロスターが臨時でやって来る。ケーブルカーはハイシーズンの12月から4月と7月から8月にレ=ザルクとを結んでいる。 スポーツ1987年にカヌースラローム世界選手権が開催された。 ゆかりの人物
脚注
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