ブレトン (護衛空母)
ブレトン (USS Breton, AVG/ACV/CVE-23) は、アメリカ海軍の護衛空母。ボーグ級航空母艦の1隻。 艦歴ブレトンは海事委任契約の下ワシントン州タコマのシアトル・タコマ造船所で1942年2月25日に起工した。1942年6月27日にA・H・ルックス(スンダ海峡海戦で戦死したアルバート・H・ルックス海軍大佐の未亡人)によって進水し、1943年4月12日に艦長E・C・イーウェン海軍大佐の指揮下で就役した。 ブレトンは第二次世界大戦を通じて、太平洋艦隊の空母輸送部隊で活動した。太平洋の前線部隊に兵員、物資、航空機を幾度となく運搬した。これらの輸送任務の間に、1944年6月11日から8月10日までサイパンの戦い、6月19日、20日にはマリアナ沖海戦、6月24日には小笠原諸島攻撃に参加し、1945年4月6日、7日には沖縄戦に参加した。 ブレトンは1946年1月に西海岸に帰還すると、ワシントン州タコマで不活性化の準備に入る。1946年8月30日に予備役となり、1955年6月12日に CVHE-23(護衛ヘリ空母)、1958年7月1日に CVU-23(雑役空母)に艦種変更される。1959年5月7日には T-AKV-42(貨物航空機運搬艦)に変更される。ブレトンは1972年8月6日に除籍され、スクラップとして売却された。 ブレトンは第二次世界大戦の戦功で4つの従軍星章を受章した。 関連項目外部リンク |