ブリーダーズ
ザ・ブリーダーズ (The Breeders)は、1988年に結成されたアメリカのロックバンドである。 来歴ピクシーズのキム・ディールと、スローイング・ミュージズのタニヤ・ドネリーを中心に結成。ベーシストにザ・パーフェクト・ディザスターのジョゼフィン・ウィッグス、ヴァイオリニストにキャリー・ブラッドレイ、ドラマーにスリントのブリット・ウォルフォードが加入し、1990年にスティーヴ・アルビニをエンジニアに迎え、スコットランドのエディンバラで録音されたファースト・アルバム『ポッド』を4ADから発売した。 その後メンバーチェンジが行われ、ピクシーズが解散した1993年にキムとジョゼフィンの他、ギタリストでキムの双子の姉であるケリー・ディールと、ドラマーのジム・マクファーソンという体制でセカンド・アルバム『ラスト・スプラッシュ』を発表。アルバムはミリオンセラーを記録しプラチナディスクを獲得するなど大きな成功を収めた。収録曲「キャノンボール」もヒットを記録した。 そんな中、10代の頃よりヘロイン中毒など薬物問題を抱えていたケリーが麻薬所持で逮捕され、バンドは活動休止を余儀なくされる。キムとジムはルイス・レルマ、ネイト・ファーレイと共にサイド・プロジェクトのアンプスを結成、アルバム『ペイサー』をリリースした。ケリーは更生施設でのリハビリ後、ケリー・ディール6000を結成しアルバムを2枚発表した。 1999年から2000年の冬に、キムはロサンゼルスのパンク・ロックバンド・フィアーのメンバーとの出会い、彼らと共に新生ブリーダーズの音源制作を開始。キムとケリーの姉妹に、ギターのリチャード・プレスリー、ベーシストのマンド・ロペス、ドラマーのホセ・メデレスを加えたメンバーで、2001年にサードアルバム『タイトルTK』をリリースした。この作品ではファースト・アルバムと同じくエンジニアにスティーヴ・アルビニを迎えている。アルビニは2007年にステレオガムのインタビューにおいて、「自らの最も誇りうる瞬間」の一つに『ポッド』および『タイトルTK』を挙げている[1] キムは2004年に再結成したピクシーズにも加入し、平行して活動しつつ、2008年にはキム、ケリー、ロペス、メデレスという体制でアルバム『マウンテン・バトルズ』を発表。 2012年、アルバム『ラスト・スプラッシュ』が発売20周年を記念して翌年に再発されることに合わせ、当時のラインナップでの始動を表明[2]。翌2013年にはツアーを行った。同年6月にキムがピクシーズを脱退[3]。2014年には、新作を制作中であることをキムが明らかにしている[4]。 2017年、シングル「Wait in the Car」を発表。2018年には、バンドにとって前作以来、約10年ぶりとなるニュー・アルバム『オール・ナーヴ』を発表。[5] ディスコグラフィスタジオ・アルバム
ライブ・アルバム
EP
シングル
出典
参考外部リンク |
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