ブラッド・デクスター(Brad Dexter、1917年4月9日 - 2002年12月12日)は、アメリカ合衆国ネバダ州ゴールドフィールド出身の俳優。個性的な演技とタフガイのイメージを持った名バイプレイヤーとして活躍した。
経歴
1950年に俳優としてデビュー。1960年に大ヒットした『荒野の七人』で一躍有名になる。主にギャング映画を中心に出演したが、フランク・シナトラの主演作である『勇者のみ』や『脱走特急』でも知られている。また、1972年にはプロデューサーとしてビリー・ホリデイの自伝の映画『ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実』も手掛けた。
マリリン・モンローの親友でもあり、ジョー・ディマジオとの離婚を必死で説得したことでも知られている。
1953年にはペギー・リーと結婚しているが、8ヵ月後に離婚している。
2002年、死去。肺気腫で入院していたが、一向に症状が回復しなかったとの事である。
出演作品
公開年 |
邦題 原題 |
役名 |
備考
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1950 |
アスファルト・ジャングル The Asphalt Jungle |
ボブ |
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1952 |
犯罪都市 The Las Vegas Story |
トム |
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マカオ Macao |
ヴィンセント |
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1953 |
ギャングを狙う男 99 River Street |
ヴィクター |
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1955 |
恐怖の土曜日 Violent Saturday |
ジル・クレイトン |
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東京暗黒街・竹の家 House of Bamboo |
ハンソン |
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1956 |
瓶の底(脱獄囚) The Bottom of the Bottle |
スタンリー・ミラー |
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ならず者部隊 Between Heaven and Hell |
リトル・ジョン |
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1957 |
開拓者の血闘 The Oklahoman |
ドビー |
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1958 |
深く静かに潜航せよ Run Silent Run Deep |
ジェラルド・カートライト |
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1959 |
ガンヒルの決斗 Last Train from Gun Hill |
Beero |
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1960 |
荒野の七人 The Magnificent Seven |
ハリー・ラック |
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1961 |
ギャング紳士録 The George Raft Story |
ベニー・シーゲル |
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宇宙船X-15号 X-15 |
アンソニー・リナルディ |
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1962 |
隊長ブーリバ Taras Bulba |
シーロ |
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1963 |
ひとりぼっちギャング Johnny Cool |
Lennart Crandall |
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太陽の帝王 Kings of the Sun |
Ah Haleb |
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1964 |
ガンファイトへの招待 Invitation to a Gunfighter |
Kenarsie |
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1965 |
勇者のみ None But the Brave |
海兵隊軍曹ブレーカー |
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帰郷 Bus Riley's Back in Town |
スローカム |
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脱走特急 Von Ryan's Express |
ボステック軍曹 |
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1967 |
裸のランナー The Naked Runner |
— |
製作
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1972 |
ビリー・ホリデイ物語/奇妙な果実 Lady Sings the Blues |
— |
製作
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1973 |
ジョリー・西部の試練 Jory |
ジャック |
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1975 |
シャンプー Shampoo |
イースト |
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1976 |
恐怖の暴力自警団 Vigilante Force |
ブラッドフォード |
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1983 |
大統領の堕ちた日 Winter Kills |
ヘラー・ワン |
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1988 |
コニャックの女/V.S.O.P. Tajna manastirske rakije |
Veljko Pantovich |
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外部リンク