ブラッシカ・ラパ(学名: Brassica rapa)は、アブラナ科アブラナ属の野草で、多様な栽培植物の原種と考えられている。特に命名されておらず、学名をそのまま読んで表記される。
古代から西アジアから北ヨーロッパの大麦畑に生える雑草で、古代、農耕文化が伝播すると共に、作物の種子に紛れて移動したと考えられている。
成長が早いなど、特徴のある株をウィスコンシン大学マディソン校が選抜育種し、「ファストプランツ」の名で教材用に販売されている。播種から2週間で開花し、35~40日で種子が採取できる。
変種
アブラナ属の植物は交雑しやすい特色を持ち、変種が多い。とりわけラパは数多く[1]、野菜として利用されているものが多い。学名アルファベット順。ただし学名には混乱が多いため注意が必要。
シノニム
- B. campestris L. - アブラナにつけられたもの
- B. campestris subsp. campestris
- B. campestris var. chinensis Ito - チンゲンサイにつけられたもの
- B. campestris var. narinosa - タアサイにつけられたもの
- B. chinensis L. - チンゲンサイにつけられたもの
- B. japonica Sieb. - ミズナにつけられたもの
- B. parachinensis L.H.Bailey - サイシンにつけられたもの
- B. pekinensis Rupr. - ハクサイにつけられたもの
- B. perviridis (L.H.Bailey) L.H.Bailey - コマツナにつけられたもの
- B. pe-tsai Bailey - ハクサイにつけられたもの
- Sinapis pekinensis Lour. - ハクサイにつけられたもの
脚注
外部リンク